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2005.5.11 SET YOU FREE TOUR 2005@奈良NEVER LAND

1.DAILY NEWS
2.下がった体温
3.FX100
4.○か×か
5.inside/outside
6.MIND JIVE
7.手紙

奈良で初開催となる「SET YOU FREE」。当然ながらlostageが出ないわけにはいきません。
残念ながら客の入りはイマイチ。全体的にドヨーンとした空気が立ち込めている。

「DAILY NEWS」で早速清水君のエフェクターに繋いでるコードのプラグが抜けて音が出なくなってしまう。
たぶん足で引っ掛けたと思うのですが、清水君なかなかプラグを挿し直せず。ヨレヨレな感じ。
lostageの出番前にフロアで真っ赤な顔をしてビールを飲んでいた清水君を見かけたので、
たぶん相当酔っ払っていたのだと思います。

五味兄がSET YOU FREEについてコメントし、「下がった体温」へ。

「FX100」は「下がった体温」からなし崩し気味に入ったのですが、
清水君のギターのチューニングがかなり狂ってたようでした。
それもあってか全体的にちょっとハチャメチャだったかも。

五味兄がMCで「LINKのレコ発おめでとう」と言ったのですが、
客の反応がほとんどなくて思わず清水君が「えええ?」と突っ込みを入れていました。
もう一度五味兄の「レコ発おめでとう」の言葉にやっとのことで拍手がパラパラ。

「結構みんなはどう思ってるか知らないけどアルバム1枚作るのってすごいたいへんなんですよね。
レコ発おめでとう」と更に五味兄。

ここでスイッチが入ったか。ここから今まで見たことのないlostageでした。
苛立ちをぶちまけるかのような「○か×か」「inside/outside」。
五味兄のシャウト、ギターの一音一音、ドラムの一打一打に怒りがこもっていました。
特に五味兄と田中君がそんな感じだった。

そして「MIND JIVE」の田中君の頭の振りは過去最高だったかも?シンバルもしばきまくりで。
拓人君もフロアに背を向けてギター・アンプに向かって演奏。最後は前方3人みんな倒れこんでプレイ。

五味兄「次で最後の曲です。ありがとうございました。僕ら奈良が地元なんですが、こういうぬるい奈良が大嫌いです」
すかさず五味兄のマイクにジャンプして「俺は好きだけどね」と茶々を入れる清水君(笑)。

ラスト「手紙」も「MIND JIVE」からの流れをそのままにある意味やけくそ気味の演奏で終了。
五味兄はフロアに背を向けて倒れこみながらずっと叫び続けていました。
言葉にならない声というか、聞き取ることはできなかったのですが、悲痛な叫びでした。
ステージから落ちて怪我しないかとハラハラ。
田中君も叩き終わったあと、サッ引き上げていっちゃって、拓人君だけが最後までステージに残ってアルペジオを奏でていました。

演奏面だけならルーズと言っていいライブでしたが、それを補って余りある「怒り」に満ちたパフォーマンス。
メンバーの地元だけに、会場全体に流れる「ぬるさ」が我慢できなかったのかもしれません。
メンバーには悪いかもしれませんが、普段見れないものが見れて良かったと思いました。
こういう尖ったところも彼らの魅力。