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2005.6.26 放 至樂@京都大学西部講堂

1.DAILY NEWS
2.inside/outside
3.下がった体温
4.少年
5.BUTTERFLY
6.MIND JIVE
7.○か×か
8.手紙

さて本日は「放」という京都で行われるイベント。
「放」のトップページには「日本のオルタナティヴを支え所謂メジャーなシーンとの壁を持たない
希有なアーティストさんをお迎えし、放が打ち出せる一つの集大成をお届けしたい」とある。
こういった主旨のイベントにlostageが誘われ、そして参加するということはファンとしてもうれしい限り。
出演バンド全6組のうち、lostageは3番手で登場。

今時エアコンという近代文明のない京都大学西部講堂。中に入った瞬間もわーーっとする重たい空気。
体にまとわり付くような暑さ。袖に扇風機があるとは言え、
これにまだ照明の熱が加わるステージ上は尋常じゃない暑さだったと思います。
やる方もたいへんだな。拓人君は演奏前にペットボトルの水を首からかけていたくらいだし。

1曲目「DAILY NEWS」。やっぱり1曲目はこの曲でなくちゃと思う。インパクトという意味ではこれに勝るものなし。
水を被っただけあり拓人君の動きが激しい。五味兄にぶつかりそうだ。

西部講堂はもともと体育館として建てられたとても古い建物。仕方のない事ですが音はこもりにこもっています。
2曲目「inside/outside」なんかはこのこもる音のため、その魅力が半減してしまったように思う。
音が伸びない。

五味兄「あの、熱い中、来て頂いたみなさんどうもありがとうございます。
ここでライブを出来て光栄に思います。」

いつも激しい「下がった体温」。一音一音に全身全霊を込める。インパクトは十分だ。
とりあえずお約束の拍手じゃなくて、自然発生的な拍手と歓声が沸き起こっていました。

続いて「少年」。五味兄の弾くイントロのフレーズにシンバルが重なり、
ギターが被さり、曲に入っていく。
いつもあのベースのフレーズを聴いた瞬間すぐに「あっ、少年!」と思うのですが、
いいですね、この入り方。

「BUTTERFLY」、続けて「MIND JIVE」へ。
この曲は毎回ドキドキハラハラするのですが、今回もご多分に漏れず・・・・・
「会いに行こうーーーー」と歌いながら両手を大きく広げ、両外を指差す五味兄。
「トム・ヨークみたい」と思った瞬間ベースのネックでマイクスタンドをバタリ・・・・・
30過ぎのオッサンが言うのも何ですがこれはなかなかドキッとする瞬間でした。
写真に撮っておいて欲しかったな。

残響音激しく、そのまま次の曲に入りそうだったのですが、まず五味兄が田中君を制し、
マイクに向かって何か言おうとしている。わざとギターを弾くのを止めない清水君。
五味兄は仕方なく清水君の弾くギターの弦を抑えて何とか止めるも清水君はまた弾き始める(笑)。
そして煽る田中君。

五味兄「ここで次の曲にドカーンと続けていくはずだったんですけど、ちょっと休んでいいですか?」

ここで清水君が一言物申す。

清水君「あのー、すごいバテてるみたいで、後で言ってやってください。12月に新しい、と言うか初めての
アルバムが出るので、また良かったら聴いてください。物販も持ってきてるので良かったら買って下さい。」

五味兄「そのアルバムにも入れる予定の曲をやります」

そして「○か×か」。確かに「MIND JIVE」から続けて演奏に入れていれば最高にかっこよかったと思うが、
これもまたライブなのだと思う。いろいろあった方が面白いしね。

五味兄「ありがとうございました。僕らは次の曲で最後なんですが、今日は最後まで楽しんで帰ってください。
放の二人もどうもありがとうございます。これからもいいイベントを。」

ラストは「手紙」。最後の力を振り絞るように全力で演奏する4人。
最後はバスドラに飛び乗ってベースを弾く五味兄。そのまま田中君もドラムを叩きまくる。
あのままドラムキットが崩れないで田中君が叩き続けていたのが結果良かった。
ステージ後方からフロアに向かって放たれるライティングが効果的でとてもいい絵でした。

フロアからは盛大な拍手、そして歓声が。

五味兄「ありがとう。次はNEMOです」

終わった後も、「すごかったなー」「まじやばい」とあちらこちらから声が上がっていました。

思っていたよりもlostageを見に来たお客さんも多かったのではないでしょうか?

そう思いました。