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2006.1.12 夜と徘徊@心斎橋CLUB QUATTRO

1.TELEVISION CITY
2.MIND JIVE
3.○か×か
4.CHANNEL 11
5.種蒔く人々
6.手紙
7.下がった体温
8.INSIDE/OUTSIDE

今日はlostageにとって2006年の初ライブ。
ガツンと決めて今後の活動に勢いを付けたいところ。
会場はいつもよりもかなりキャパの大きなクアトロ。
しかし残念なことに客の入りがとてーーーーーーーーも寂しい。
クアトロは満員だとステージがほとんど見えないので「よく見える」という点においてはありがたいのだが、
如何せんこの少なさではフロアの隙間が際立ってしまい、やる方も拍子抜けしてしまうのではないかと心配するほどだ。

客電が落ち「TELEVISION CITY」がスタート。
出だしは慣れない広いステージを持て余しているようで手探り状態な印象。
五味兄は隙間の多いフロアを見渡しながら歌っている。

「MIND JIVE」の途中(「会いに行こうーーー」のところ)で五味兄の声しか聴こえなくなってしまい、
一瞬何が起こったのか分からなくなる。
どうやら清水君のギターのシールドが抜けてしまったみたいだ。
すぐに気付いてそのまま演奏を続ける。
小さなハプニングは気にせず次第にパフォーマンスが熱を帯びてくる。

疾走感抜群の「○か×か」に「キタキターーーー!」とテンションが上がるのだが、
酷いドラムの音がその殺傷力を半減させてしまう。
それくらい今日はドラムの音が悪かった。というかあれは変だ。
スネアの抜けが悪い上に、ヘンにエフェクトのかかったようなバスドラの音。
まあクアトロマジックと言えばそれまでなのだが。

「こんなに人の少ないクアトロは初めて見ました。」と五味兄。
客に向かって発売日が迫った『PLAY WITH ISOLATION』のジャケットを掲げるも、
リアクションが弱く「反応なし?」と不機嫌そうだ。
納得がいかなかったようで曲に入ろうとするのを止めて、もう一度アルバムを掲げ「こういうやつ」と客に見せる。
ここでやっと拍手が。五味兄もたいへんだ。

拓人君の印象的な「CHANNEL 11」のイントロに気持ちよく乗っていると、バスドラの音が出なくなってしまい演奏中断。
今度はフットペダルがずれてしまった模様。五味兄が「今日新しくキックを買ったから、まだ慣れていないので」
と説明しようとするのだが、それを遮るように岩城君が曲を始めてしまう。
このとき岩城君はずっとニヤニヤ笑っていたので、いたずら心でわざとやったみたい(笑)。

相変わらず拍手もほとんどないままに曲は進む。

「種蒔く人々」から間髪入れずの「手紙」にビックリ。
ここで「手紙」が来るとは思わなかった。そして今日の「手紙」は良かった。
去年末のファンダンゴで感じた違和感が嘘のように良かった。

最後は「下がった体温」と「INSIDE/OUTSIDE」を続けて演奏するはずだったのが、
あまりにも反応が弱いのが悔しいということで「INSIDE/OUTSIDE」に入る前に五味兄が皮肉を込めた一言を観客へ。
「ご静聴ありがとうございました。義理でも何でもいいから拍手とかちゃんとした方がいいと思います。」
この後の「INSIDE/OUTSIDE」は良かったけど、とにかく今日は全体的に煮え切らないステージだった。

ステージが異様に遠く感じた。
おそらくlostageにとっても客席が遠く感じられたのではないだろうか。
確かにlostageのライブは拍手の入れ所が難しい。
でももうちょっと何とかならないものかと思う。
lostageのライブに関わらず最近の大阪の客は本当に大人しい。
いつからそうなったのかな?