BACK

2006.12.9 lostage -ONE MAN SHOW-@下北沢/SHELTER

1.TELEVISION CITY
2.少年
3.TOKAGE
4.BUTTERFLY
5.ROUTINE
6.FX100
7.INSIDE/OUTSIDE
8.海の果実(新曲)
9.DAILY NEWS
10.CHANNEL 11
11.下がった体温
12.CANDY(新曲)
13.LIBIDO(新曲)
14.MIND JIVE
15.ガラスに映る(新曲)
16.手紙

アンコール1
17.英雄と人殺し(新曲)
18.2:50

アンコール2
人間ロボット

実は2年ぶりとなる関東でのワンマンライブ。
雨の降る中、シェルターには開場を待つファンが長蛇の列。
正直こんなに並ぶとは思っていなかったので驚きでした。
あれはメンバーもうれしかったんじゃないかな?

約20分遅れで開場。
もちろんフロアは満員でほとんど身動きがとれない。
ここにいる人がみんなlostageを見に来たのだと思うと感慨深いものがある。

開場後20分ほどで客電が落ち、SEが鳴り出す中メンバー登場。
1曲目は「TELEVISION CITY」。
その後、序盤はワンマンならではと言える普段はあまりやらない旧曲を連発。
五味兄は喉の調子が悪いようで最初からかなり苦しそう。
声はずっと擦れ気味。

五味兄「ステージでヘラヘラ笑うのは格好良くないといつも思っているけど、
今日みたいにお客さんがいっぱいだと思わず顔が緩んでしまう・・・・・」

フロアから温かい拍手。

初出の新曲「海の果実」
ノスタルジック。
拓人君のギターがオアシスみたい。
結構ど真ん中のポップソングだと思う。
これも名曲になりそうです。

ワンマンということで清水君のMCもあり。
客とコール&レスポンスしている様を見て「なんで僕の時はこういうのがないのか?」
としきりに悔しがる五味兄。
笑いと拍手でとても和やかな雰囲気に。

必殺「MIND JIVE」ではお馴染み五味兄がマイクスタンドを倒して隣の清水君のマイクで歌唱。
代わりにステージ中央でギターを弾いていた清水君、
何を思ったのかサビのところでスタッフが直した五味兄のマイクを口に咥えて叫びだす!
「ゴゴゴゴゴゴ、モゴモゴ・・・!」と五味兄といっしょに叫ぶ!
とにかくこの日はこれが一番面白かった。
清水君ありがとう!

終盤は珠玉の新曲を立て続けに披露、そして「手紙」にて本編終了。
終わりに差し掛かるに連れて拓人君のギターがかなり調子悪そうでした。

1回目のアンコールが終わって「これで終わりかな?」と思いつつも2回目のアンコールを求めて拍手。
みんなそう思っていたのか、とても不規則で自由な拍手が続く。
メンバーが中々出てこない。
拍手は弱まったり強まったりをしばらく繰り返し、疲れてきた頃にやっと清水君が出てくる。
こういうとき清水君はいつも一番最初に出てきてくれるのでうれしい。

メンバー自身、2回目のアンコールは予想もしていなかったらしく、
五味兄が「うれしく思います」と言っていました。
その後おもむろに拓人君が五味兄のマイクに向かい、一人漫談を始める(笑)。
拓人君は「みんな来てくれてありがとう」と言いたかったらしいのだけど、
話は次第に収集が付かなくなっていき、笑いをこらえ切れなくなった五味兄が拓人君を止めに入る(笑)。
アンコールならではと言える楽しい場面。
そして本当の最後に「人間ロボット」をやって終了。

振り返ってみて、これぞワンマンと言える幸せな空間だったように思います。
終始和やかな雰囲気で楽しかった。
でもある種の物足りなさを感じたのも確か。
盛り上がり方も最高潮といった感じではなかったかもしれません。
求めるのはヒリヒリとした緊張感。
贅沢な言い分かもしれないけど(ファンというのは贅沢なものだ)、
次回はぜひ、ゲロが出るほどの電気ビリビリくるライブを見たい。
そう思ったファンも少なくないはず。