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2007.7.25 〜DRAMATIC TOUR 2007〜 SHOWNEN@下北沢/SHELTER

REVIEWED BY みるく

1.RED
2.MIND JIVE
3.ドラマ・ロゴス
4.名前
6.こどもたち
7.ガラスに映る
8.壁
9.手紙
10.海の果実
アンコール
11.公園の裏の黒い蝉

待ちに待ったDRAMATIC TOURの初日です。
当日券が出ていたようで「結局SOLD OUTされたんだろうか?」と心配でしたが、
開演が近づく頃にはいい感じに埋まってきました。

共演のMEAT EATERSとnhhmbaseのライブ中、
五味兄はずっとステージ袖にいて終始ご機嫌だった。
両バンドのライブを一番楽しんでいたのは五味兄だったと思います。

さてlostageのステージ。

REDから。
ライブのトップに似合う。
lostageのかっこよさが凝縮された曲。
次、「MINDJIVE」。 いきなりのこの2曲ですか。
挑戦状って感じ。・・・ノックアウト。

清水君の足元にあったセットリストを見ると、
「ガラスに映る」と「壁」の間に「LIBIDO」があって消してある。
「LIBIDO」はCDより絶対ライブ!と思っているので聴きたかった。
それとアンコールのところは「公園の裏の黒い蝉」ではなく、
最後に後2曲記入してあって、「英雄と人殺し」と「2:50」を考えていたようだった。
レコ発初日で楽しみにしていった身としてはセット9曲アンコール1曲は少々物足りない。
後何曲か聴きたかったし、今まで聴いたことのない「魚はオイルの中」も聴いてみたかった。

でもまあ共演のnhhmbaseが非常に楽しめて、
あれだけあそこでアゲてもらったのが良かったのと、
あの興奮気分のまま「RED」に入れたのが良かったと思う。

9曲終わってアンコールを求める拍手の中、
1番に出てきてくれたのはやっぱり清水君。
「他のメンバーはタバコ吸ってます」ってなことでしばし放置プレイされる彼。
昨日の高速での車の故障の話とか、去年ブレーキ故障で死にかけた話とか。
今年は走行距離も半端なく長そうだし、本当にお祓いした方がいいかも。

アンコールの「公園の裏の黒い蝉」。
こういう曲はなかなか書けるもんじゃない。
途中ドラムセットの上に飛び乗る五味兄。
キタ!って感じ。「やりすぎるなよ」と密かに思う。
清水君のふらふら具合もどんどん増して、どんどん盛り上がる。
最後は五味兄がドラムセットを倒して終了。
「公園の裏の黒い蝉」は出だしが結構アバンギャルドで、それが展開するところが面白いのだけど、
こんな風にセットの最後に持ってきて、高揚して終われる曲だとは思っていなかった。
意表を付かれたけれどすごくいい感じでした。

今日は全体的にBPM早くないか?と思う。
スピード感溢れる畳み掛けるようなライブ。
叙情的な部分をじっくり聴かせるには少し課題があるのかなと思いましたが、
よくまとまったいいライブだったと思います。
この夏、30弱のライブをこなして曲もバンドもどう成長してくるかとても楽しみです。

途中のMCで五味兄が「今回雑誌等の色々なインタビューを受けてこれはどんなアルバムなんですか?」
と訊かれたけど、「言葉で説明できるものではないですよね。 音楽は聴かないと...」
というような事をあの口調で言ってました。
言いたいことはとてもよく分かったけど、 なんだか客席がシーンとしてしまう展開に。
「おれの言いたいことはわかりましたかね?」
それでも客席が反応しないので「お前聞いてた?」と突然話の矛先を向けられた清水君の反応が可笑しかった。
何かって言うといじられる役回りなんですかね。
で、そういうことを全部後ろでおもしろがっているような岩城君とか。
やんちゃな兄としっかりものの弟とか。
この4人の関係は興味深いです。

兄の正論はすごく真っ直ぐで好きですけれど、お客がどう反応していいか分からないとこはある。
言いたいことはひしひしと伝わるんですけど・・・。