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2007.8.25 〜DRAMATIC TOUR 2007〜@福岡/graf

本日の会場grafというのは、福岡の天神に近い、親富孝通りから少し入ったビルの地下1Fです。
階段を下りたところがちょっとしたホールで、バーカウンターと物販に使えるブースが2つあります。
キャパは下北沢シェルターと同じ、200人くらいでしょうか?
きれいです。
ちなみに入りは100人くらいかな。
ステージ前には柵がなくて椅子が反対向きに並べてられています。
珍しくPA前で聴きました。
これくらいだとPAの位置からでもそこそこステージが見えるので快適です。

チューニングしながら拓人くんがオウガの「また明日」のメロを弾いています。
最近はチューニングしてから一旦捌けずにそのまま始まるのばかり見る気がする。

初っ端の2曲。今日は熱いなぁ。
暴れ馬を乗りこなすような感じ。
楽器に暴れる生き物が乗り移ってそれを必死にコントロールしているような猛々しい演奏。
「MIND JIVE」で清水くんのダンスが始まるし、頭の後ろにギターを持っていく曲弾きもあっていい感じになってきた。
2曲終わって五味兄が「2曲しかやってないのにめっちゃ疲れてる・・・」と一言。
あー、でもそんな演奏だったと思う。

3曲目の「こどもたち」がワンフレーズ終わったあたりで拓人くんのギターに異変。
音が出ていない。しばらく色々さわってもダメでスタッフさんが手伝ってもダメ。
その間ずーーーっと、他の3人はなんとか曲をキープしようとしてたんだけど、ついに回復できず中断。
今日はリハの時に清水アンプがつぶれて今はライブハウスのアンプを使っているそう。
一晩に2台死亡・・・・そんなこともあるんですね。

「こういう機械とかコンセントとかがないとバンドは表現のしようがないわけで・・・、
でもまあ、機械ですから壊れますよね。 機械に頼ってちゃ駄目ですよね。
だけど(拓人くんの)やる気の問題じゃないか?」 と兄さん。

「メチャメチャやる気あったんやけどなー」と納得いかない拓人君。
今日はあのまま全力疾走かと思いきや、こんなことに。
結局オウガの(多分馬渕君の)アンプを借りてしのぐことになりました。
かなり時間がかかって気分的にも仕切り直し。

「こういう場合、どこから始めたらいいんですかねー・・・」と兄。
前の方の人が何にも言わないので 「『こどもたち』からで!」と叫んでみました・・・。
五味兄「そういう風に誰か言ってくれへんかなぁ、と思ってた・・・」
そうでよかった。
だって、あんな「こどもたち」じゃ残念すぎるもの。

というわけで、再開は「こどもたち」から。
この後どうなるかと思ったのですが、いつもの拓人君のあの音ではない、
詰まったような音ではあったものの、そのことはそれほど気にならなかった。
今日は最初の2曲で客席は完全に掴まれていたし、右ギターを待っている間の3人の団結ぶりがなかなかのものだったし、
会場の気分がくずれてしまうようなことはなかった。
気分の建て直しも上手くいったんだと思います。

「手紙」の叫びは、ほぼ絶叫。
中断はあったけれど非常に濃いライブだったという印象。
濃すぎた最初の2曲でアンプも力尽きたのでしょう。
こういう日があるとライブって分からないものだなーと思う。
両方のギターアンプがイカれてしまった今日は、多分演奏する側からしたら、
こんなはずじゃないという不本意な音だったはず。
それなのに色々なことが万全でなくても、聴いていて満足した気分になる日もある。

アンコールは、機材トラブルで時間をとられたため1曲のみ。
久しぶりにやるという「INSIDE/OUTSIDE」。
聴きながらそういえば、バンアパの原さんか誰かが5月のBKTSの時に、五味兄に向かって
「lostageの『天才/凡才』ていう曲、いい曲だね・・」って話しかけた・・・というのを思い出した!

それを読んだ時には、何故?と思ったんだけど 確かに「天才〜♪凡才〜♪」って聴こうと思えば聴こえるのです(笑)。

最後に余談ですが、この日"リアルのだめ"が開場にに来ていたというのは本当なんでしょうか。

REPORTED BY みるく☆さん