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2007.9.8 〜DRAMATIC TOUR 2007〜@福島県/club SONIC いわき

REPORTED BY みるく☆さん

1.RED
2.こどもたち
3.ガラスに映る
4.ドラマ・ロゴス
5.名前
6.壁
7.LIBIDO
8.MIND JIVE
9.海の果実
〜encore〜
10.DAILY NEWS
11.手紙

ここに今更書くまでもないくらい大好きなlostageのライブだから、
実は見る毎の細かい差異とか出来不出来とか無視できてしまう。
自分もすごく近視眼的になってる日があったり、
聴いていてて妙に引いた気持ちになってる日があったり、
客観的に見れてるとはとても言えない時はかなりある。
そんな状態で聴くのはどうなんだろう、と思ったり。
好きなんだからそんなことどうでもいいじゃん!と思ったり。
そんな揺れる気分の昨日、久しぶりにガツンときた。
直球ど真ん中。
見せて欲しいのはこういうやつ。

声も良かったし、ギターの音もベースの音も激しいドラムも、
お客さんの反応もすっごく良かった。
今回のツアーが決まった時にダメ元で誘ったら、
「やります」と言ってくれたというカムバックとアスパラガス。
なんだか胸を貸すみたいな太っ腹な対バンぶりで本当にこの2バンドに愛されてるなと思いました。

ステージ上の兄さんも嬉しそう。
いつもなら1曲目の「RED」にもっと威嚇するような匂いがあるけれど、
昨日のスタートは割りとリラックスしてるように見えた。
中盤にかけてどんどん盛り上がって行き、「名前」では泣きそうになった。
ヴォーカルにエフェクトのかかるこの曲はセンチメンタルな雰囲気があって、
どちらかといえばヴォーカルメインで聴きたいと思っていた。
それが研ぎ澄まされた鋭いギターとうまく絡まってとても感動的だった。
あの鋭い音が心のなかに今でも《かたち》として記憶されているように感じます。

昨日は途中で呆然としてしまったので実はセットリストを忘れました。
途中で一度ギターの音が出ない!となって、福岡の悪夢が蘇った(多分拓人君もね)けど、
単にシールドが抜け(かけ?)ただけだったみたいで一安心。

ニューあひるちゃんマラカスに向かって「よろしく!」と言う兄。
清水君はいつもよくやるギターを後ろにまわして弾くのをやらずに、
前にいるスタッフの首の前にギターを回して首を抱え込むような感じで弾いたりしてた・・・かな?

「名前」が終わった直後に「すごい!」というつぶやきが連鎖していって、
最後にくすくす笑いみたいになったところ、
兄さんが「バンドとか全然凄くない・・・けど、高校の文化祭に出るのにコピーバンドを組んで・・・
他に楽しいこともないからずっと続けてきて、今こうしてここでできてることは良かった・・・」みたいに語り、
清水君がGREENDAYかなんかをちょろっと弾いたり。

突っ走るのではなくて、リラックスするところはリラックスしつつ、緩急ついた盛り上がり。
ギターは本当にイイ音出てたなあ。
素敵でした。

今日はすっごく良かった。
このツアーで見た中のベスト!だと思いました。
「SONICにはいつもすごくよくしてもらって大事にしてもらっていて、
お客さんも反応いい感じだったし、そういうのは(仕方がないことだけど)影響しますね。」と。
ライブの良し悪しは演奏する側だけの問題じゃなく、
聴く方も一緒にその空間を作り上げていくものということを実感した夜でした。