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2007.9.23 〜DRAMATIC TOUR 2007〜@十三/FANDANGO

気が付くと17時で慌てて十三へ。
初めて来た時にはあたりの歓楽街っぷりにビビったけど、
この雰囲気も何度も来ると慣れる。

今日は気合で前へ。
兄さんと拓人君の間ぐらいの最前列。
今日はドラムセットがTAMAで、これは岩城君の自前かなぁ。
ここは楽屋が2階なのでステージに上がるには、
降りてきてお客さんの中を通っていくのです。
15分押しぐらいでライブ開始。

「RED」、いい感じ。
「こどもたち」、「ドラマ・ロゴス」。
兄さんのボーカルは意識しているのかわからないけど
マイクの使い方とか結構変化があります。
噛み付くように、挑むようにかかってくる時と30cmは離れてるねと思う時と。
この人たち 細かいとこまでこだわりを感じる。
ギターも見始めると面白くて両方とも目が離せなくて、
どっちも見たくて頭がクラクラします。
それなのに気がつくと岩城君に釘付けだったりもする。
そんなに叩きまくってるのに髪の毛は最後までサラサラだったり。
他のメンバーを見回してる時も余裕あるなーと思う。

「ガラスに映る」、今日はギターに一部違和感あり。
「名前」今、これが一番好き。
どの曲だか忘れたけど岩城君が叩いた瞬間にクラッシュシンバルが立ってしまって戻らず。
ステージ上のスタッフさんは客席ばかり見ていて気づかず。
先に気が付いたのは清水君で弾きながら合図してた。
清水君はどこかに飛んでいっている時もあるけど、
実は結構気配りしてると思います。

「今日はいつもより持ち時間が長いのでゆっくり楽しんで帰ってください」と兄さん。
それはワンマンの言い方じゃないような(笑)。

ここで「BUTTERFLY」。
好きなんだけど滅多に聴けない曲。
この曲のさりげない変拍子、難しいんだよねー。
「LIBIDO」ド迫力。
この曲の意味は絶対ライブじゃないとわからないと思う。
空気と地を振るわせる振動までもが一体で完成する曲だと思う。
今日は途中ベースを完全にカットするアレンジ。

MCでつまっちゃう時には清水君に振る兄さん。
ファンダンゴのイベントを「宇宙企画?」とか言う清水君に「2チャンに書かれるぞ」って。
ここで拓人君にもMCがふられて例の子猫の小話。
お客さん大喜び。
なけなしの月収の中から助けたのに、子猫はビシャーって逃げってったって・・・
その給料が可哀想って突っ込む清水君。

仕切りなおして「ZEN」、 「公園の裏の黒い蝉」。
イントロの不穏な感じに入ってくる拓人君のギターが好き。
展開した後の金属的な音とか絶叫とかもゾワゾワする。
そしてスピードアップ。
兄さんの声は歌ってる時の方が少年ぽい。

「MINDJIVE」、拓人君のチューニングがなかなか終わらず苦笑の清水君。
ドラムの上に兄が乗るからもっと破綻するかと思ったけど今日は自制?

「手紙」出だしすぐリッケンの弦が切れる。
途中でなんとかMODENAに交換。
レコーディング機材に書いてたやつですかね。
この曲でリッケンじゃないってのが残念。

いつもどおり「海の果実」で終了 。

アンコールの拍手の中、清水君登場。
「なんかいつも僕が最初に出てくることになってしまって・・・」
「ほんまは嫌なんですけど・・・」
「旅行がてら東京とか来てくださいよ・・」って。

2度目のアンコールが終わって、「これで終わります」の一言と共にメンバー捌けるも拍手鳴り止まず。
マネージャー氏が慌てて2Fに確認に向かう。

兄「ありがとうございます。まだ聴きたいですか?」
「おお〜!」と歓声。
兄「こんなに嬉しかったことはありません」

ここで選曲について慌しく相談。
3人はすぐに納得したのに、耳栓してた清水君は聴き取れなかったらしく、
もう弾き始めようとしてる拓人君に確認していて笑ってしまった。

3度目のアンコールが、2曲目「INSIDE/OUTSIDE」始まっていきなり、兄さんが歌ってない!!
歌詞が飛んでしまった模様。
いやぁ、lostageでこんなことがあるとは思ってなかった。
結局ごまかして歌ってしまうことはできなかったらしく中断。
思い出すのには時間がかかることで、「どうしたらいいですかね?」と本当に困っている兄。
そこでタイミング良く「人間ロボット」の掛け声。
あぁそれなら、昨日もやったしというわけで仕切り直しアンコールは「人間ロボット」。

兄「6年か7年前にバンドを始めて、クアトロでやるのが目標で、
その夢はアメリカのバンドの前座をやることでかなえたんですけど、
CD出したり、ワンマンをやったりすることは考えてなかった。
どんなバンドでもいつかは解散する。
それはどんなバンドでもそうだと思うんだけど、
今この時間を皆さんと共有できて光栄に思います」

奈良の星lostage。
どこにいたって人間の本質は変わらないんだろうと思う。
でもこの人たちには奈良でがんばって欲しいと思ってしまいます。

REPORTED BY みるく☆さん