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2007.9.29 〜DRAMATIC TOUR 2007〜@代官山/UNIT

会場に入った時は、お客さんがあまり集まっていなくて「思ったより少ないなぁ」と感じていたのだが、
開演時間になる頃にはお客さんが溢れかえっていて「おぉ!凄いっ!!多い!!」と思ってしまった。

SEが流れlostageが登場
「RED」が始まったと同時にlostageは赤い照明に包まれた。
その光景がとてつもなくカッコイイ。

最初のMCで兄ちゃんは「一曲ずつ丁寧に演奏します」と言っていた。
兄ちゃんの一言一言が礼儀正しくて、色んな思いが伝わって来て、泣きそうになった。

曲が次へ次へと進むにつれて、私は自分の体が揺れていない事に気が付いた。
いつもは勝手に体が音に合わせて揺れるのに今日はそれがない。
ライブは凄いのに動けるはずなのに動けなかった。
揺れる余裕すらなく、ただただステージを見る事しか出来なかった。
何もかもが凄すぎて、私はその場で立ち尽くしてしまったんだ。
どうする事も出来なかった。
ただ鳥肌が何回も立っていただけ。

途中のMCで兄ちゃんがしみちゃんにバトンタッチ。
しみちゃん「こんなに集まるとは思わなかった」
兄ちゃん「大阪の時と同じ事言ってるやん。どのくらい入ると思ったん?」
しみちゃん「・・・半分くらい」

「LIBIDO」のイントロが始まった途端、これはやばい!!!何か凄い事が起きると思った。
ドラムと兄ちゃんの歌だけになる場面ではゾクゾクゾクゾクしてしまった。

「公園の裏の黒い蝉」では、しみちゃんが手拍子をしていた。
「LIBIDO」〜「MIND JIVE」の流れにやられた。
「MIND JIVE」では兄ちゃんがバスドラに乗り、しみちゃんは頭の後ろでギターを弾く・・・。
ステージが高くて照明が素晴らしかった事もあり、いつにも増して凄く凄く迫力があった。

「BUTTERFLY」の前に「これ楽しいですか?」と、しみちゃんがボソッと言った。
「ん?めちゃくちゃ楽しいですよ!!」と心の中で思った(笑)。

「少年」の前のMCで兄ちゃんが「テレビでやってるレコード大賞ってあるじゃないですか、
そこで泣きながら歌っている人を見て、格好悪いなと思っていたんです。
でも今その気持ちがわかりました」と言っていた。
その言葉を聞いた瞬間ウルッときてしまった。

久しぶりに「少年」を聴く事が出来て嬉しかった。
「海の果実」では青い照明で、それに加えミラーボールが回っていてとてもキレイでした。
lostageのライブでこんなにも照明が凄いのは見たことがなかった。

そしてアンコール1へ突入。
しみちゃんが最初に出てきて、「ツアーの始めは二度と行きたくない(やりたくない?)と思っていましたが、
終わると寂しいですね。今回のツアーは兄貴がう○こ漏らしたり、車が故障したりしました」
そして、他のメンバーもステージへ戻って来た。

しみちゃんが「10年くらい泣いた事がないんですけど、今日は泣くかもしれません」と言うと、
「10年って・・・、15の時から泣いてないん?それは病院に行った方が良いんじゃないか?」と兄ちゃんからツッコミが入る。
兄ちゃんが「何処のライブか忘れたんですけど、確か山形でライブした時に、女の子がライブ終わった後に号泣していたんですよ。
多分、悲しかったんじゃなくて感動して泣いていたんだと思うんですけど、感情が豊かなのは良い事ですね」

「感情が無いですから」と、しみちゃん。

アンコール2では岩城さんが始めに出て来て、
「ありがとうございます。もう少しやらせてもらいます」と言い残した後、すぐにドラムを力強く叩き始めた。
「ダッダッ!!ドドンッ!!ダッダッ!!ドドンッ!!!」
おぉー!!これは正しく「英雄と人殺し」!!!
重厚な音がズシズシと体全体に響き渡る。

アンコール2が終わった後、兄ちゃんはベースを床に投げ付けて去って行った。それを直す拓人さん(多分)。
客電が点くが、皆の興奮は冷めやらない。
スタッフさんが大きな声で何か言っているようだったが、私の所までは届いていない。
盛大な拍手で声が掻き消されていた。
私は拍手を続ける。
手が痛くなるまで無心で続けた。
お客さんも誰も帰ろうとしない。
凄い。
lostageのファンは凄いなと思った。

そうするとメンバー登場。
拓人さん「今日は照明がキレイですね」

兄ちゃん「2回目までは準備しているんですけど・・・」と、3回目は準備していない事を言い、
先日の大阪ワンマンで歌詞が吹っ飛んだ話をしていた。
兄「人間ロボットという曲をします」
客電が点いたまま演奏。

今日は本当に最高だった。
所々、曲と照明が合っていない部分もあったが(ステージのバックが白くて、
メンバーの顔だけ青くなっていたりとか)、ツアーファイナルに相応しい最高に素晴らしいライブだと思った。

REPORTED BY shiroさん