開演前、もういくらか列が出来始めています。
霧のような雨が降っていて寒い。
並んでいたら兄さんが出てきて、お客さんの列とアスパラガスから届いた大仰な花輪を写メしてました。
あの花輪、いつだったか、（いわきだった？馬骨かな？）ライブでしのっぴが、
「社長から花輪が届いてさ・・・ライブに花輪だよー《○○さん江》とか書いてあるヤツ！って、
呆れちゃうよね、でもなんか楽しい」って感じで話してた。
あれをあえてやったんだ！と思って可笑しかった。
開場は15分遅れぐらい。
一桁番号だったので迷わず前へ。
喋っていてふと気がつくと目の前で拓人君が最終チェックしてた。
兄さんは結構ギリギリまで客席脇で誰かと歓談してました。
あんまり緊張してないなら良かったな。
今日はSEあり（SPEEDKING「Get The Dogs」）。
初っ端からずっとの、ヘリコプターみたいな音がカッコイイです。
次に期待が高まるような曲。
兄「ツアーで全国24箇所まわったんですけど、今日で終わりです。
ツアーは今日で終わりですけど、これからもライブをやるし、
曲を作ったりとか、このバンドで今のところは続けていくつもりなんでよろしくお願いします」
兄さんパンツはブログで書いていたヤツでしょうか？
微妙な丈といい、微妙にレトロな雰囲気がおかしい。
今日は照明がいつもより凝っている。
ところどころ（イケてないのもアリ）映像あり。
「今日は丁寧に」と言ったセットは「RED」から。
拓人君は今日も控えのギターを置いています。
この間大阪ではMODENAだったけど、今回はGIBSONのセミアコ。
「こどもたち」〜「ガラスに映る」、「名前」とツインギターを堪能。
「名前」の最後のコードが転調してて「あれ？」と思う。
「LIBIDO」は大阪でやったのと同じ。
ドラムとベースだけになるところでベースも抜いてしまって、
ドラム＆ボーカルのみでワンフレーズ。
これはいい。
兄さんの声をこういう風に聴くことがないのですごく新鮮。
「MINDJIVE」、ドラムに乗る兄。
清水君のお約束の背中に廻して弾くギター。
途中で「これって楽しい？」という清水君の発言からして、
多分ステージから見たらお客さんの反応は大人し目だった？と思うけど、
でもそれはlostageの作る世界があんまり濃密で、
生半可な反応なんてできないから。
それから「BUTTERFLY」が来て、赤と黒の葉脈の映像が浮かび上がって美しい。
この曲とか、この後にやった「少年」とか作った時期がどれくらい違うのかわからないけれど、
『DRAMA』への流れがあったんだなぁと思う。
「ROUTINE」はこんなに明るい軽めの曲だったかなぁ。
3拍子が際立っていて目立つんだけど、このセットの中では少し浮くかも。
きょうの兄さんはことさら落ち着いているように見えた。
それが実のところ時々感情が込み上げるみたいに、
清水君に「ちょっと喋ってくれ」と言ってみたり、
レコード大賞で泣きながら歌ってる人のことを、
「ずっとものすごくかっこ悪いと思っていたけれど、今日はその人たちの気持ちがわかります」
と言ってみたり。
清水君も「僕はもう10年ぐらい泣いたことがないんですけど、今日は泣くかもしれません」と言って、
五味兄に「ということは15歳から泣いたことがない？ それは病院に行ったほうがいいんじゃないのか？」
と突っ込まれていたり。
最初のアンコールは先週のリベンジ「INSIDE／OUTSIDE」。
「2：50」の清水君のギターの音色がとても豊かで美しい。
澄んだ水が流れているよう。
2度目アンコール「英雄と人殺し」、イントロの岩城くんのドラムがかっこよすぎてヤバイ。
アンコール終了で客電が付く。
しかし拍手が鳴り止まない。
スタッフが出てきて「今日はもう終わりです」って大声を出しているのに誰も帰らない。
誰も拍手を止めない。
こんなのは初めてです。
他のバンドのライブだってダブルアンコールの後にこういう風に言われると、
みんな諦めるものだけど、掻き立てられた感情の収まりどころがない。
こんなに大勢がこんな風に反応すると思っていなかったからびっくりしました。
伝わるべきものは、こういう風に生身で伝えられたら、伝わるべき人にはきちんと伝わるものなんだ。
ついにどなっていたスタッフが黙ってしまって、兄さんが出てきて、出てきたのにすぐ引っ込んで、
ステージ袖からマネージャ氏が指を1本立てて後1曲？と確認。
もう1度出てきた五味兄。
兄「（さっき）もう今日はやりませんと言おうと思って出てきたんですけど、拍手が・・・。
ありがとうございます。１曲だけやります」
3度目は先週の大阪ワンマンと同じ「人間ロボット」をやって終了。
2ヶ月お疲れ様でした。
次はどこで見れるのか・・・
REPORTED BY みるく☆さん