2008.3.25@十三/FANDANGO
SPIRAL CHORD「サ・ヨ・ナ・ラ・セ・カ・イ」発売記念

SPIRAL CHORDの『サ・ヨ・ナ・ラ・セ・カ・イ』ツアー大阪編。サポートは我らがlostage。メンバー交替後の初ライブである。清水君が抜けて、中野氏が加入して、いったいどんな音になるのか、興味はその一点に尽きる。

SEも変わって(なんて曲なんでしょうか?)、まさにlostage第二幕の始まり。何を1曲目に持ってくるのだろうと思っていたところ、1曲目は「RED」だった。音としての劇的な変化はない。どちらかと言えば今までのlostageだ。

中野氏は肩を何回も回していた。緊張していたのかな。もちろん始めは中野氏に注目していたのだが、ライブが進むにつれて耳に障ってくるのは拓人君のギター。本人ブログでも書いていたが、音色が変わっている。音が太く厚くなってグワングワン唸っている。それだけでなくて随所で主張しまくりで、今までにない拓人君を感じた。中野氏はどちらかと言うと、まだバンドに合わせている感があり(これは仕方がないことだと思うけど)。

「ドラマ・ロゴス」後のMCで新メンバー中野氏の紹介があり、中野氏からも「中野です。よろしくお願いします」とコメントが。

そして新曲。セットリストには「母乳※」と書いてあったそうです。POPサイドのlostageをフィーチャーした曲かな。途中拓人君のギターソロらしいギターソロがあった。これも今までとは違うところか?

ここまではとにかく必死で観察していたのだが、「LIBIDO」辺りから普通にライブに入り込めるように。「LIBIDO」〜「下がった体温」は思わずテンションが上がる熱い演奏だった。

軽くMCを挟んで「手紙」にてライブ終了。

ライブを見て一番驚いたのは拓人君の変化。とにかく前に出てくるギター。中野氏は加入して間もない状況であるため、馴染んでくるにはある程度の時間は必要か?でもアホみたいにいっぱいライブをするバンドなので、その辺は時間が解決してくれるだろうし問題ないと思う。五味兄のベースの音がめっちゃ格好良かったのと岩城君のプレイがさすがという他なかった点も忘れてはいけないところ。

これから期待するのは、「中野氏だからこそ」というところを見せて欲しいということ。それはプレイ面においても曲作りにおいても。バンド内のいろんな変化が音として噛み合うようになればlostageはもっと良いバンドになっていくと思う。

REPORTED BY robin