2008.3.29@下北沢/SHELTER
SPIRAL CHORD「サ・ヨ・ナ・ラ・セ・カ・イ」発売記念

REPORTED BY みるく☆さん

1.RED
2.ドラマ・ロゴス
3.ROUTINE
4.DIG(新曲)
5.MIND JIVE
6.下がった体温
7.手紙

SPIRAL CHORDの《サヨナラセカイ》レコ発ツアーにlostageが同行するのは本日のシェルター公演が最後。

さて、今日のlostage。兄さんはブルーと黒のチェックのシャツ。そしてなぜだか眼鏡(しかもブルーの縁)という見慣れない姿。似合っているのかどうかは微妙です。

「RED」。今日は中野くんが最初からスイッチ入ってる気配。また腕をグルグル回している。ギターのネックを頻繁に床に押し付ける。前2日とはちょっと様子が違う。激しく弾くところは演奏中にステップが入る。これは拓人君のように仁王立ちで弾かない分、バランスでそうなるのかもしれない。

「ドラマ・ロゴス」のイントロ部分で拓人君から最初のMC。「SPIRAL CHORDのレコ発ツアーで今日もちょっとだけ出さしてもらうことになりました。ちょっとだけでSPIRAL CHORDはすぐ出てくるんでちょっとやらせてください」と<ちょっとだけ>をやたらに強調。SPIRALワンマンのつもりで来たお客さんに対してものすごく気を使っているようでした。このMCの間、兄さんは中野くんのすぐ横にすべっていってあごを肩に乗せるくらいピッタリくっついて何か喋っている。

「ROUTINE」いい感じです。その後、五味兄も先ほどの拓人君と同じようなことを言っていました。続けて拓人君からも7月にシングルを出す予定だというコメントが。

そこからということで新曲の「DIG」。出だしからの性急な前のめり感がカッコイイです。スピード、得意のブレイク、曲としては割りとシンプルな構成かなぁと思うけど、その分わかりやすい。

「MIND JIVE」、ギター2本が大分かみ合ってきたかな。あともうちょい。最後突っ込みはしなかったけどドラムセットに向かっていく兄の横からいきなりバスドラを蹴りつける中野。この人がもっとのめりこんだところを見てみたい。高揚すると化学反応が起きそうな気配です。

ここで再度兄からSPIRAL CHORDのメンバーに対して感謝の言葉。脱退騒ぎでまだメンバーも決まらなくてどん底だった時にこのツアーに誘ってもらって、それを頼りにして支えてもらって助けられた。<それがなかったらどうなってたかわからない>ぐらいのありったけ感謝の気持ちが述べられました。袖で最初ニヤニヤして聞いてたゲンドウさんも途中から真面目な顔に。

ライブ後半になって、どんどん左ギターは良くなった。最後の「手紙」はしみちゃんのとは違うんだけど、でもちゃんとlostageの「手紙」になっていて、弾いている中野君は他人の曲を弾いている顔じゃなくなってました。最後に兄さんは感極まった風でアウトロ前にベース置いて引っ込んでしまった。中野君も終わるか終わらないかでギター放置。岩城くんが前に出てきて、最後の「ありがとうございました」を。珍しい。

たった4日のツアーだったけど、4日目には随分こなれてきた気がしました。最初に一緒に廻るのがSPIRAL CHORDのようなバンドで良かったのかもしれない。ライブを積み重ねれば今までとは違っても、どんどん進化していきそうな前向きなlostageを感じられた夜でした。