2008.5.15@十三/FANDANGO
King Brothers presents『kill your idol』

KING BROTHERS PRESENTS "KILL YOUR IDOLS"【lostage VS KING BROTHERS】

キケンな香り漂うこの2バンドの対バンで何も起こらないはずはない。

まずはキンブラのメンバーからlostageの紹介。その際にギター2本とドラムスの3人編成だったキンブラがベースを入れて4人編成の普通のバンドスタイルになってもいいんじゃないかと思ったキッカケになったバンドがlostageであるとリーダーよりコメント。キンブラの新曲は随所にlostageをパクっているそうです(笑)。ちなみにキンブラのライブの1曲目に演奏されたのが、そのlostageから影響を受けた曲だそうなのですが、これがまためっちゃカッコイイ曲でした。

さて本番lostageのライブは今日も「RED」から。いつもより少しテンポ落とし目か。前回lostageのライブを見たのが中野君が加入して初めてのライブ。当たり前かもしれませんが、その時と比べると随分馴染んでいるし、違和感みたいなものもほとんどありませんでした。途中その中野君の雄叫びもあり。

楽しみにしていた新曲は「脳にはBEAT」。ブラック・サバスみたいな重いリフで始まり、徐々にドラマティックに曲が展開していく非常にスケールのデカさを感じる曲。今までのlostageの正当進化版と言って良いでしょう。90年代的な香りも随所に。「DIG」も早く聴いてみたいところです。

「こどもたち」、「人間ロボット」、「ガラスに映る」は新メンバーになって初めて見たのですが、清水君の時とは違う印象は感じるも(違うということは決して悪いことではない)、セットの中でしっかり機能しています。そしてやっぱりいい曲ですね。

ラスト「MIND JIVE」は中野君と五味兄のダブル雄叫びから。この辺が掛け合いみたいな形で機能したらカッコイイのかもしれません。いろんなところで「MIND JIVE」のイントロに違和感を感じるというのを見たり聞いたりしましたが、今日は特に違和感は感じませんでした。もちろん弾いている人が違うので同じはずがないと思いますが。

五味兄は吹っ切れたのでしょうか、キモキモダンス全開。いつも踊りそうで踊りませんでしたが、今回のダンスには迷いがなかった。もっと踊れば良いと思う。ガンガン。案の定岩城君はドラム叩きながら爆笑。こうやって書くと笑いの部分が多かったと思われるかもしれませんが、決してそういうことを言っているのではなくて、圧巻の「MIND JIVE」でした。

良いライブだったし、これからまだどんどん良くなっていくと思います。そうじゃないと困る。

五味兄はMCで「対決シリーズやけど、名古屋のライブ見て、もう負けでいいかなと思った。それくらいキンブラのライブが凄かった」と言っていました。もちろん本当に「負けていい」なんてことはメンバー自身これっぽちも思っていないのでしょうが、あえてここで言っておくと「キンブラとlostageの対バンで、『仲良くやりましょう』的なことは誰も期待していないし、望んでいない」ということでしょうか。

REPORTED BY robin