2009.6.26@渋谷/クラブクアトロ
lostage GO TOUR

開場直後はお客さんの入りが少なかったが、開演間近になるとフロアには溢れんばかりの人人人! 500は軽く入ってそう。

SE(SPEED KING「get the dogs」)が流れて、いよいよGO TOUR FINAL LIVEがスタート!!!

「サーカス」〜「SF」の流れ=GO TOURですね!音も照明も迫力があって良い!

lostageは赤や白の照明が物凄く良く似合うバンドだと思います。

『PLAY WITH ISOLATION』から「人間ロボット」、「Inside/Outside」。物凄くカッコイイが、哀愁が漂っていて少し切なくなり悲しくなる。

「路地裏」、左右に体をユラユラ動かしながらハンドクラップをしたかったけれど、結局ファイナルでも出来なかったのが悔しい(笑)。

ここで短いMC。

兄ちゃん「平日にも関わらず来てくださってありがとうございます。今日は楽しんで行ってください。時間はあるのであとでまたゆっくり話します」

「SUNDAY」、「ドコドコドコドコ♪」と岩城さんのドラムから始まり、中野さんが「♪キュルキュルキュル」とギターを鳴らす時点でワクワクする。いつもの曲とは違う若干低いキーで歌う兄ちゃんも新鮮でGOOD!!まぁ、歌いにくそうですけどね(汗)。そんなところも全部引っくるめてGOOD!!

「噂」。やはりこの曲を聴くと泣きそうになる。曲調や兄ちゃんの歌い方、サビの「♪わたしは〜わたしはぁ〜」に入る時の演奏の持って行き方(盛り上げ方)がとても良くて、感情を揺すぶられてしまう。

『P.S I miss you』から「DAILY NEWS」。ロックがお好きな方は絶対にハマる曲だと思います。どの曲か忘れましたが、曲の雰囲気と照明が全く合っていない箇所が1箇所だけあった。ここでこの明る過ぎる白のライトは合わないな。と思った。DAILY NEWSだったかな?・・・忘れました。

「あめんぼ」、兄ちゃん&中野さんのベース&ギターチェンジはもうお馴染み!終盤で鍵盤ハーモニカを吹きはじめた兄ちゃん。色々な楽器を使用してくれるライブは楽しい!ただ、鍵盤ハーモニカの音が小さくてあまり聞こえなかった!

「ドラマ・ロゴス」。虚ろな目をして、ゆーーーっくり左右に足踏みをする兄ちゃん。そのステップがおもしろかった。

「こどもたち」、THE・疾走感!夏にピッタリ(笑)。中野さんのコーラスもピカイチ!歌詞は爽やかじゃないですけどね。

あっという間に11曲終了し、一旦ここで長いMC。

「サンキュ!」

サンキュでお馴染みになりつつあるリッケンギタリスト拓人氏が笑顔でそう言い放った!

笑いが起こる!

兄ちゃん「今日色んな人達からメールや色んな物をもらった。この場にはいないですけど、本当にありがとうございます」
と、激励メールなどに対して感謝の言葉を述べた。そして、なななんと!嬉しい事をここで知りました。今回のライブ動員数はlostageの過去最多らしいです!どおりで人が多いわけだ!フロア後方まで隙間無く埋まっている。

中野さん「緊張するわー!(←くしゃっとした表情で)さっきしょんべん行ったら、しょんべんが便器に入らんかった(笑)」

拓人さん「いつもやったらライブが始まるまで楽屋にいるんやけど、今日は開場してからライブが始まるギリギリまであそこら辺(ステージ下手側の関係者用客席)で見てました。自分の好きなバンドのライブを見に来て、SEが流れ始めて『うおー!!!』ってなる瞬間を久しぶりに体験した。お客さんは今こんな気持ちになってるんやと思ったら嬉しくなった。幸せやなと思った。だからサンキュ」と物凄く笑顔で話す拓人さん。

一方兄ちゃんは拓人さんの話が終わるのを見計らって、自分のマイクをスタンドから取り外し、ステージ後方へと下がっていった。…もしや?もしや?も・し・や?!と思っていたら・・・

兄ちゃん「今日はドラムにも喋ってもらおうかなと思って。マイクがあったらいつでも喋るらしいんで。ていうか喋るの初めてか?」とマイクを岩城さんへパス!

拍手が起こる!

岩城さん「みんな緊張しすぎやろ」

他のメンバー&観客爆笑。

岩城さん「緊張し過ぎ。ウロウロし過ぎ(笑)。みなさん楽しんで行ってください」

その他、今回のTOURの広島で兄ちゃんと中野さんが大喧嘩をした話を披露。kill your T.Vのスタッフがカメラに収めたらしく、年内発売予定のDVDに収録されるとかされないとか。

本編ラストは「手紙」だと思っていたのですが「2:50」でした。

アンコールではお客さんから貰ったという、lostageジャケ写が包み紙になったチロルチョコをフロアにおすそ分け。

兄ちゃんがタンバリンを振り始め、「ATS&S」がスタート!この曲はタイトルも長いし、イントロも1分近くあって長い。この長さがあるからこそ、曲全体の格好良さがより一層増していき、観客が感じるワクワクやドキドキ感もどんどん上昇させていく。

「RED」、最後岩城さんが思いきりドラムを叩いた反動で立ち上がった!全身全霊!

そして「MIND JIVE」!!

兄ちゃん祭り開催!

マイクスタンドを柵に乗せて叫び歌う兄ちゃん。

観客はステージ中央へ押し寄せて行き『ウォー!!』という感じで拳を突き上げて盛り上がる!

兄ちゃんがベース持ってない!と思いきや・・・

フロアにダーイブ!!!!!

お客さんの頭上で兄ちゃんが仰向けになって叫び狂いながら熱唱ー!!!!

曲が終わり、ステージにいる3人は全てを出し切り疲れ果てた状態でその場を去って行った。

兄ちゃんはステージと柵の間の床に倒れ込み、ずっと叫んでいた。

ロックンロールだ!!

ステージへ上がるのをスタッフさんに助けてもらい、去って行った兄ちゃん。

拍手喝采!観客の興奮は一向に冷める気配がない!!

私はこの時これでライブを終えた方がまとまりがあってキレイに終わるんじゃないかなと思った。でも、まだ見たい!!!と言う願望もあったので、手が痛くなっても拍手を続けた。

メンバー登場。今後もライブを続けていく事とお客さんへの感謝の気持ちを伝える。

「CAT WALK」、観客が「ウォォォー!!!」と盛り上がる。この曲はやはり物凄くライブ映えするし、盛り上がるからライブの定番にしたら良いと思います。

「下がった体温」、迫力・殺気・熱い!モッシュも凄い。

熱気に包まれたままライブは終了。メンバーはお辞儀をしながらステージから去って行った。ロックを見せ付けてくれました!

最高のライブをしてくれたlostageに感謝を伝えたかったので、その思いを拍手に込めてずっと手を叩いた。拍手は鳴り止まないが、一向にメンバーは出てくる気配がない。

と、その時!メンバーが戻って来てくれた!嬉しくてしょうがなかった。

ということで3回目のアンコール。

兄ちゃんはトイズファクトリーとの契約が切れることを話し、今までのサポートへの感謝の弁を。

「メジャーデビューアルバムの中の最後に入っている曲をします。今日は本当にありがとうございました」

と兄ちゃんが話し終わったと同時にあのイントロが流れ始めた。

「海の果実」。最後の最後に相応しい名曲。曲の中盤から終盤にかけて、感極まって歌えなくなる兄ちゃん。ベースを弾くのが精一杯。兄ちゃんの顔を見ると汗とともに目からキラリ光るものが。拓人さんも感極まって涙を流しているように見えた。

「ありがとうございました」

メンバーはお辞儀をして、拍手喝采の中ステージを去って行った。

全26曲という過去最多の曲数。最高としか言いようがないライブ。素晴らしいツアーファイナルだった。

REPORTED BY shiroさん