2009.11.6@梅田/Shangri-La
lostage presents 「SHOWNEN`09」

1.DAILY NEWS
2.人間ロボット
3.SF
4.母乳
5.こどもたち
6.ドラマ・ロゴス
7.INSIDE/OUTSIDE
8.少年
9.じゃあ、さようなら
10.ROUTINE
11.SURRENDER
12.MIND JIVE
13.手紙
14.海の果実
〜encore1〜
15.RED
16.下がった体温
〜encore2〜
17.2:50

「偉大な」と冠に付けても差し支えないでしょう、大先輩Bloodthirsty Butchersを地元と言える大阪に迎えての自主企画の『SHOWNEN』。力が入らないはずはないでしょう。特に中野君は思い入れが強いのではないでしょうか。

出だしは少し抑え目の印象。五味君の声も少しきつそう。ブッチャーズのステージを見た直後だからでしょうか。ギターのヴィブラートの聞かせ方がいつもの1.5倍。特に中野君は半端なかったように感じました。

ただ、演奏全体で見ると残念ながら少しこじんまりした印象。気合の空回りなのか、緊張が大きいのか、いずれにしても非常にもったいない。今までもずっとそうだったけど、ここ一番に大事にいったり、弱くなったりするのはlostageの最大の弱点だと思う。五味君のMCのボソボソ具合もMAXだ。「そろそろ一皮剥けてもらわないと」と少しイライラ。

「INSIDE/OUTSIDE」や「少年」など、いつもならテンションが上がるはずのナンバーなのに来ない。

新曲「じゃあ、さようなら」はやはり最高にいい曲だ。

やっとエンジンがかかってきたのは、本編終盤「MIND JIVE」から。続く「手紙」も最高でした。美しく「海の果実」で終わりが良かったので、アンコールなしでもいいかなと思っていましたが、当然アンコールの拍手が。

五味君はMCでいろいろ言いたかったみたいですが、うまくまとめることができないようでした。別にうまくまとめる必要もないし、いいことを言う必要もないと思うのだが、この辺が五味君の生真面目な性格なのでしょうね(笑)。

演奏された「RED」と「下がった体温」は最高に熱い演奏。これが序盤に欲しかった。

2回目のアンコールでは演奏に入る前に中野君から「ブッチャーズの『2月』最高でしたね。これだけは言っとこうと思って」と一言があり、「2:50」をやって終了しました。

セットの流れもあるのでしょうか、「もったいない」と言うのが正直な感想でした。ブッチャーズはわずか7曲の演奏だったのですが、「ああ、もっと聴きたいのに」と思わせるライブでした。そう思わせるライブというのは良いライブなのでしょうね。

全く知らなかったのですが、五味君は翌日7日で30歳になるとのこと。吉村秀樹が言っていた中堅エモバンドとして更なる進化を期待しています。またいつか『SHOWNEN』でブッチャーズとやって欲しいですね。

REPORTED BY robin