1.ひとり
2.断層
3.喉
4.BARON
5.裸婦
6.眩暈
7.TOBACCO
8.カナリア
9.夜に月

メンバーが抜けて4人編成から3人編成へ。レーベルが替わり、バンド名は小文字から、大文字へ。自主企画も『SHOWNEN』から『SOWNEN』へ。文字通りの新生ロストエイジの第一歩。ファンとしてこれを見逃すわけにはいかない。

共演も中尾憲太郎率いるクリプトシティとイナザワアヒト率いるVOLA & THE ORIENTAL MACHINE。お膳立てとしてこれ以上のものはないでしょう。

心機一転SEも替わったようです。Hot Snakes「Lovebirds」でメンバー登場。僕は聴いたことがないので知らなかったのですが、『AUDIT IN PROGRESS』というアルバムに収録されているらしい。しかしカッコ良い曲だな。

五味君の目がかなり怖い。相当気合が入っているみたい。数日前にyoutubeで公開された3月1日の招待性の映像はゾクゾクする内容であり、自ずと期待は高まる。

1曲目はyoutubeでも公開された「ひとり」。荒々しくスリリング。まず曲がカッコ良い。随分と長い間、鳴りを潜めていたあの『危険な感じ』が戻ってきた。たぶんあの感じはもう出ないんだと思っていたので、これはとてもうれしい驚きでした。そしてとにかく音が近い。

続いてメンバーそれぞれに異なるリズムを刻んでいるような曲（「断層」という曲らしい）。LED ZEPPELINの「BLAC DOG」のようなリズムと言ったらよいのか。それとJESUS LIZARDの影響も感じる。これもクールですね。

初めて聴く曲ばかりなので、これ以降正直どんな曲だったのかははっきり覚えていない。スローなナンバー。ポップな歌メロのナンバー。など様々な表情を持つ曲が演奏されました。9曲なので全てアルバムに収録されるのでしょう。

『4人から3人になってどうなるのか？』ということはたぶんほとんどの人が気になっていたところだと思います。結論から言うと、何の問題もない。今までの活動を捨て去ったという感じは微塵もなく、今まで培ってきたものが延長線上にしっかりある音になっていました。

3人になったことで、今までよりハッキリしたところもあって、バンドとしての可能性は更に伸びたと言って良いと思います。今までよりも分かりやすい形で岩城君のドラムが曲を引っ張るようになったのも、すごく面白い。まだ始まったばかり。これからもっと良くなっていくのは間違いないでしょう。楽しみが増えました。

REPORTED BY robin