2010.5.5@新木場/STUDIO COAST
心響(HIBIKI) sound museum vol.1

REPORTED BY shiroさん

バンド編成のLOSTAGEを見るのは3月のSOWNEN以来だから楽しみで仕方がない。

イベントは多少時間が押してしまう事が多いのだが、今回のこの「心響」はタイムテーブル通りに進んでいて、「凄いな!」と思った。LOSTAGEも予定通りに転換やリハを終えた。

しかし、一向にメンバーがステージへ出てくる気配がない!予定開始時刻から何分かしてから拓人さんが出てきた。

と思ったらアンプの電源を切ってまた帰って行く。待っても待ってもライブが始まる気配がない。後で判ったのですが、1st ステージでやっているライブがまだ終わっていなかったために始められなかったらしい。

約25分が経過して、やっとこさSEが流れ始めた。メンバーが登場すると同時に歓声が上がる。

「LOSTAGEと言います。よろしくお願いします」と五味兄の挨拶と共にライブスタート。

ドカーンと「ひとり」で場内を圧巻させる。『ロック!』と言う以外ない。

その勢いのまま、岩城氏のドラムイントロ〜!

♪ダン!ダン!ダン!ダン!♪

ゾクゾクする。新曲の中で今のところ一番好きな「断層」が始まった。ドラムの音に重なっていくギターの音。そして、兄ちゃんの歌声が重なっていく。怪しくてクセのある歌い方が気持ち悪くて物凄く気持ち良くてカッコイイ。サビでは思わず一緒に叫びたくなってしまう。

五味兄のベースで始まる「喉」。スローでダークで。音源が出たらちゃんと聴き込みたいなと思う曲。

五味兄「入場規制かかってますか?」

場内無反応(笑)

五味兄「場規制かかってますか??」

大きいステージと小さいステージがあると、いつも小さいステージの方になると愚痴っぽい話を交えつつ2nd ステージに集まってくれたお客さんに感謝の言葉を述べた。

ポップでキャッチー!疾走感溢れる「BARON」。歌が始まる直前のドラムがカッコイイ!

次も新曲かな?と思っていたところ、なんとここで「RED」が。 3人になってからライブで初めて「RED」を聴く私はテンション一気に上昇!!!

ギター一本でも違和感がない。うまくアレンジされていてカッコイイ。ドラムが際立って鳥肌ものでした。

「RED」に続くは新曲の「カナリア」。ベースから始まる。そのリズムが憎いほど良い。

MCを挟んでライブも終盤へ。「ライブが終わってほしくない!」ふとそう思った。

鳥肌が立つ。何故か泣きそうになる。「夜に月」には空気を一変させる力がある。終盤でフェードアウトしていく場面は何度ライブを見ていても拍手をしそうになってしまう。闇を突き破っていくようにまた音が奏でられていく。音源で歌詞を読みながらじっくり「夜に月」を聴いたら泣いてしまうかもしれない。

これでライブも終わりかなと思っていたところ、「RED」を超える衝撃が!

まさかまさかの「MIND JIVE」!テンションは上がりっぱなし。岩城さんのドラムは破壊的。頭ぶんぶん振って髪の毛乱れまくり。テンションが上がりすぎてしまい、滅多に拳を上げることがない私が、思わず拳を上げてしまった (笑)。

ただ、「MIND JIVE」は正直ギター2本が良いな。1本じゃ正直物足りない。間奏部分が3人仕様にアレンジされてる。

間奏では拓人さんが柵に乗っかって来た。これも珍しい。またまたテンション上がる!会場内の熱気と興奮は最高潮に達し、あっという間にライブは終了した。お客さん達からLOSTAGEに向けられた盛大な拍手は一向に収まる気配がない。

そして、五味兄がステージに戻って来た。

五味兄「1stステージでもまだライブやってるんで今日はアンコールはしません。ありがとうございました」

と、アンコールを行わないことを律儀に。アンコールはなかったけれど、昔の曲も聴く事が出来て嬉しかったし楽しかった。また違う昔の曲をライブで聴きたい。心響フェスに来て良かった。