2010.10.31@大阪/STUDIO PARTITA
LOSTAGE presents 『生活』

1.ひとり
2.断層
3.BARON
4.U.F.O(新曲)
5.カナリア
6.夜に月
7.手紙
〜encore〜
8.TOBACCO
9.海の果実

第1回LOSTAGE Presents 『生活』。ストレイテナー参加発表のタイミングなどを見ると、苦労してるんだろうなと勝手に思っていたりしましたが、ついにこの日がやってきた。

天候は生憎の雨。というかやはり雨。ほぼどしゃぶり。MCの土井コマキさんもコメントしていましたが、あまりにも『LOSTAGE』らしいと思う。脱退した清水君、中野君は雨男ではなかった訳だ。

入場待ちのために設けられたスペースにもしっかり屋根があり、野外イベントにしなかったのは大正解だと思う。少し肌寒いがキャパ的にもちょうど良い感じ。女性のお客さん65%、男性35%くらいの比率でしょうか。ずっと昔から(クイーンとかチープ・トリックにしても)そうですが、バンドを根底で支えているのはいつも熱心な女性ファンですね。バンドマンは感謝しないと。

参加7バンドの内、トップバッターは盟友8otto!約10ヶ月ぶりの復活ライブとのことでした。

続いてFRONTIER BACKYARD、deepslauter、ストレイテナー、磯部正文BAND、COMEBACK MY DAUGHTERSと続き、そして本日の主役LOSTAGEがもちろんラストに登場。

実はカムバックの前にLOST IN TIMEの海北君のソロ弾き語りがシークレットであり、ちょっとしたサプライズでした。

ストレイテナー、初めて見たのですがメチャ良かった。純粋にバンドとしてのクオリティ、曲のクオリティ、ライブのクオリティが段違い。このバンドがこうしてこれだけ人気があるというのは至極真っ当な評価で、現在の音楽シーンも捨てたもんじゃないなと感じました。

でトリのLOSTAGE。14時からスタート。長かったこのイベントもこれで終了となる。大歓声の中、ジョージ・ウィリアムスと土井コマキの紹介でメンバー登場。

この時点で五味兄の顔は緩みっぱなし(笑)。よほどうれしかったのでしょうね。

アルバムツアーと同じように「ひとり」、「断層」でスタート。フロアの客も待ちわびたという感じで盛り上がっている。

続いてポップな「BARON」。疲れも吹き飛ぶ。

MCでも五味兄は何度も「ええ感じやねん」と満面の笑み。8ottoとのスプリット7インチをFLAK RECORDからリリース。11月17日の梅田シャングリラからライブ会場で先行販売するとのこと。

新曲「UFO」、「カナリア」を挟んで2回目のMC。

五味兄から「来年もやります」と力強い宣言が。「皆の生活がより良くなるように」と。

拓人君が急に「めっちゃ良いはじめ方思いついた!」と得意げな面持ち。

「せっかく台風が反れたのに、残念ながら今日は雨でしたけど、帰るときに夜に月が出ていたらいいなと思います」とかっこ良く(?)締めてそのまま「夜の月」のイントロへ。

心の中で「えっ、天気予報は明日の朝まで雨やで。しかもあなたたち雨男やんか」と突っ込みを入れたのは言うまでもないが、ここはご愛嬌ということで。しかしここ最近の拓人君はずっとロマンティック路線ですね。

本編ラストは当然「手紙」。

アンコールに答えて登場したメンバー。五味君から改めて岩城君が昨日誕生日だったことを。ケーキも用意されていて、しっかり五味兄の似顔絵入りでした。

「こんなんするやつ違うかったやん(笑)」と岩城君。

五味兄からは、アイコン、似顔絵から繋がった輪がこうやって一つの形として実を結んだことに感謝の意を述べるとともに、「1000人」を目指すと高らかに宣言がなされました。

「TOBACCO」でポップに跳ねて、「海の果実」でしっとりと終了。参加バンドの面々もステージ袖で優しくその姿を眺めていました。

雨は残念でしたが、第1回『生活」、大成功だったと言えるのではないでしょうか。幸福に満ち溢れていた。

次回はもう少し『ピリッ』とした面も見たいな。緩い系もたまにはいいけど。

それと気になった点を上げると、ごみの分別がなされていなかったこと。ビールの空き缶もペットボトルも一般ゴミも全て同じゴミ箱に。そこは『生活』に根ざしたというコンセプト(?)からしても、ズレているんじゃないかと思いました。次回改善に期待。

Reported by robin