2011.6.24@心斎橋/Live House Pangea
Kill Surf City vol.3

1.HELL(新曲)
2.12(新曲)
3.TOBACCO
4.喉
5.私(新曲)
6.眩暈
7.ひとり

いつものように「HELL」から。五味兄の声がかすれ気味。ベースがいつものフェンダー・ジャズベースではなくて、購入したとTwitterで言っていたサンダーバードでの演奏だったからでしょうか。かなりベース音に違和感が。

「12」。声がかなり辛そう。途中で拓人君のギターがほとんど出なくなる。それは置いておいてギターがマジで鳴っていない。見た位置が悪かったのか、ライブハウスは本当に見る位置が難しいと思う。結構前の方で見ていたので、それが悪かったのかな。

ベースで始まる「TOBACCO」のイントロもかなり変だ。ギターも音が出なくなったりで、諸々何かしっくり来ていない感じだ。ギターソロの音もメチャ小さい。

「喉」、「私」とずっとギターの調子も悪く、演奏も乗らないまま。かなりガタガタだ。次の「眩暈」までほぼMCもなし。そのまま流れで「カナリア」に入るも五味兄がイントロを途中でストップ。いつものように変な間が。

五味兄「8月3日に新しいアルバムが出ます。絶対お金を払って買ってください」とのこと。「そういう話を期待しているの?」と軽く五味兄から振ると「やめてやめてやめて、私泣くでー!」と一人やけくそ気味のファンが答えだし、「止めときます」ということになったのですが、話している内の一気に五味君の気持ちが落ちていったようでした。深い井戸の底に落ちてしまってどうしても上がってこれなくなってしまいました。

今回の新作流出の件が相当堪えているようでした。話そうとして止めて、また話そうとして・・・。挙句の果てに「今日は無理や。止めるわ。分からん」と。

は???? あああ悪いパターンに入ってしまったわと思いました。

延々続く沈黙が辛くてか、1人お客さんが「聞かせてー!」と叫んでいました。

拓人君が泣きそうになりながら「気持ちを言葉に出来ないのは仕方がないけど、ステージに立っているんだから、それはお前やれ!」と活を入れました。それでも五味兄の反応がないので、拓人君が「今日はこんなだらしない感じになって申し訳ない。またすごいライブをやりに帰ってくる」と強引に「ひとり」の演奏に。

なんとかベースを弾く五味兄を一発こついてすごい勢いで演奏する拓人君と岩城君。五味兄はもう訳も分からないまま何とかとりあえず声を振り絞っていました。

演奏が終了しても五味兄だけはその場から動けず、雪崩落ちるようにしゃがんで動かなくなりました。お客さんは五味君が動かない間もずっと元気付けるように拍手を止めませんでした。

こんなに見るのが辛いライブは初めてでした。

こんなライブはもう二度と見たくない。後味の悪い最悪のライブでした。

REPORTED BY robin