2012.7.29@新潟県/苗場スキー場
FUJI ROCK FESTIVAL '12

1.BROWN SUGAR
2.真夜中を
3.65 SHADOWS
4.ひとり
5.BLUE
6.楽園
7.RED
8.手紙

2012年7月29日(日)朝。

場所は苗場。

天候は快晴。

9時30分五味兄の「レッドマーキーステージより、まだ誰もいません」という抜群にシュールなツィートから約30分後。

レッドマーキー前には開場を待つ人がたくさん詰め掛けていました。

テープを仕切りにして未だ中には入れない状態。

10時を過ぎたころか、待ちきれないファンがテープを潜ってレッドマーキー会場内へ。

皆それに続いてステージへ向かってダッシュ。

まるでマラソンのスタートのようだ。

ライブスタートの5分前には会場には一杯のお客さん。

すごい熱気。

なんと、ここで待ちきれないファンから手拍子が発生。

正直これには驚きました。

舞台は整った。これでやらなきゃ男じゃない。

定刻の午前10時20分。

満を持してのメンバー登場。

1曲目はアルバム『ECHOES』の冒頭を飾る「BROWN SUGAR」。当初アルバムには入る予定ではなかったというこの曲は、実は今日のフジロック一発目のために誕生したのかもしれない。ものすごい勢いとものすごい盛り上がり。正直何が何かたぶんメンバーも分からない状態だったのではないでしょうか。

そんな状態でも中盤のハンドクラップまでしっかり決めてしまう、今日のフロアのお客さんたち。いい仕事をする。

続いて「真夜中を」。こんな変態リズムの曲でさえ手拍子。前方はモッシュとダイブでえらいことになっていました。

そのままあまりにもドラマティックにアカペラから始まる「65 SHADOWS」へ。これがまじで格好良すぎました。しびれた。

そしてここから畳み掛けるように「ひとり」へ。全力疾走から、さらに全力疾走へという今日に相応しい展開。

ここで初めてMC。「ちょっとしゃべってもいいですか」とフロアに声をかけたのですが、結局「いろいろ言うことを考えてきたのですが、もういいです。集まってもらってありがとうございます」と短くコメント。これで全ては伝わった。五味君胸一杯。

ここで少し落ち着けたのかな。

「BLUE」。これも今日の日のためにあるのじゃないかと思うくらい感動的でした。岩城君のスネアがとても気持ちよく抜けていく。

そのまま「楽園」のベースのイントロが。さっきまでの超ハイテンションから一転してゆっくりとムーディーに。拓人君のギターの残響音がカラダに染みこんで来て何とも言えない心地良さ。これもすごく感動的だった。ここでこの曲が来るとは思わなかった。

そして「RED」へ。これ、アレンジ変えたんですね。出だしの清水君が弾いていたギターリフを拓人君が弾いていました。今までと比べるとかなりしっくり来るアレンジ。ブレイクの度に拳を突き上げるフロアのお客さん。100点満点のレスポンスだ。これを待っていた。

五味兄「ひとつ目標にしてきた場所だったので、ここに来れてうれしく思っています。」

拍手。

五味兄「また来ます」

そして最後は「手紙」。やはりここはこの曲しかないでしょう。この曲がフジロックに鳴り響くのをどれだけ待ったことか。本当に今までいろんなことがあった。ファンにとってもとても感慨深い「手紙」でした。

演奏云々、細かいことはどうでもいい。最高のバンド、最高の客、最高の雰囲気、最高の瞬間がそこにはありました。

REPORTED BY robin