2013.1.10@梅田/AKASO
FLAKE RECORDS PRESENTS TONE FLAKES 43 LOSTAGE & CARD

1.ひとり
2.断層
3.BARON
4.DOWN
5.楽園
6.NAGISA
7.喉
8.真夜中を
9.僕の忘れた言葉達
10.BLUE
11.カナリア
12.夜に月
-アンコール-
13.手紙

先にCARDのライブで、大分緊張している感じが伝わってきました。
最初こそ固い演奏だったんですが、後半少しリラックスできたのかラスト2曲はいいグルーブが出ていました。

MCはやはり今日のライブのこととLOSTAGEのこと。
清水くんは「何から話していいんやろ」としょっぱなから言っていましたし、中野くんは「僕と清水が前いたバンドとライブするのは気持ち悪い。有難いですけど」と言って二人ともこの状況にちょっと困惑した感じでした。

それから、中野君は前メンバーと現メンバーの仲が悪かったということが、みんなに伝わっていたということに凄くびっくりしたらしく「ぶっちゃけ仲悪かったです。今は仲悪くないけど、良くもない」と笑いながら話してました。
こういうことが笑いながら言えるほど歩み寄れたんだなと思ってうれしかったですね。

清水くんは途中ボソボソ何か話してたけど、上手くまとまらなかったのか中野君に「えっ?!」と聞き返されてて、lostage時代の清水くんと五味兄とのやり取りを思い出して笑えました。

そして次にLOSTAGEのライブですが、最初に五味兄から「期待してる人もいるかもしれないが、何もないので先に言っておきます」とのことで、今日のライブで前メンバーとのセッションは無いという趣旨の話がありました。

その後の「ひとり」〜「DOWN」は凄かったですね。3人の気合がめちゃくちゃ感じられて、前メンバーに見せつけるかのような圧倒的な演奏でした。五味兄は叫ぶように歌い、拓人くんの躍動感のあるギターに、岩城くんのシバキまくるドラムと一瞬も目が離せなかったです。

何度かMCがあったのですが、こちらもやはり前メンバーのことをからませた内容でした。

五味兄は「やめたメンバーと同じステージに立つのは複雑だけど、バンドを続けてくれて良かった。フラットな感じでやっとやれる」というような話をしてて「ちょっと意識してる。泣きそう」と言ったときに、清水くんから「がんばれ、元メンバー」という声がかかり、五味兄がちょっとキレるみたいなやりとりがあって可笑しかったです。

この日の空気感は両バンドともやりづらかったと言っていましたが、拓人くんが「チューニングも合わへんわ〜」と言ってすぐに「NAGISA」の出だしを思いっきりミスしてました(笑)

今までのセトリをすべて把握してる訳ではないのでわからないのですが、「NAGISA」はアコースティックセット以外で3人のみでやったのはこの日が初めてだったんでしょうか?

途中いつものように長いMCもあったりしましたが(おもに前メンバーに触れた話でしたが)、以前のようにMCが入ることによってライブの空気感が変わってしまうというようなこともなく、ビシッと決めてくれて本当に最高にかっこいいバンドになったなぁと思いました。

4人時代の曲を今後一緒にやることがあるのかはわからないですが、五味兄は「前の曲をやり直すのではなくこれから両バンドが作る作品やライブで期待に応えていきたい。前の曲がどうとかじゃなくて、具体的なことではなく大きいくくりで」と言ってました。

個人的にもセッションを期待してライブに行ったわけでもなかったし、お互いが刺激になるようないいライブを披露してほしかったし、そういうライブを観たかったので、これからも自然な形で共演してくれればなぁと思いました。

それから、昨年の渋谷クアトロでのワンマンをライブ音源として出すと言っていたことですが、自分たちで録ったのを聴いたところめちゃくちゃ良かったらしく「3人の形態のロックバンドであれが出来るのは日本には多分僕らしかいない」と言い切ってました。

最高のライブ音源を届けてくれそうですね。発売は4月頭になる予定ですので楽しみにしておきましょう。

REPORTED BY hanako