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Interview Part 1

Hiromichi Nakano/Takahisa Gomi

今作はアルバムタイトルもそうですが、ジャケットのアートワークも今までと全然違う感じですね。ファンの方から頂いた感想で「アルバムのアートワークが良い」っていうのが結構ありましたよ。

五味兄:あれ最初は結構変なやつやったよな。

中野:んー。顔やったよな。

拓人:初めは顔やってんな。

また顔だったんですか?

拓人:あのね、そのバッチの。タワレコの。

五味兄:タワレコの特典に バッチを付けたんですけど。

拓人:それの顔になってるやつがあるじゃないですか。あれが元々ジャケットやったんですよ。

五味兄:でもそれをアルバムのジャケにしたらちょっとショボイというか。

しっくりこなかったんですか?

五味兄:なんか昔の、一応メジャーに行ったけどあんまりパッとせんかったオルタナバンドのアルバムみたいな(笑)。

あーーー。何となくそんな感じしますよね(笑)。あっ、ほんまやー。

五味兄:なんか縁起悪い。

拓人:SILVER CHAIRのカエルみたいな。

五味兄:そう、そう(笑)。それでそっから変えようとなって。

楽曲もそうですけど、ジャケットのイメージもカラフルでPOPになっていて。今のバンドの状態がよく出ているのかなと思いました。ブログを見ているとメンバーでよく飲みに行ってるじゃないですか。飲みに行ったときはどんな話をするのですか?

五味兄:結構真面目に音楽の話とかしますね。これから自分達のバンドをどういう風にしていきたいとか。部外者も居ないしメンバーだけじゃないですか。だから結構突っ込んだ話をしますね。どうでもいい話半分、そういう話半分という感じかな。まぁ、酔っ払った勢いでというのもありますけどね。

ああ。

五味兄:どんな話してるん?

中野:うーん。最初はだいだい真面目な話して、後半は何かどうでもいい(笑)。

五味兄:まぁ、基本的にはそうですね(笑)。

僕らサラリーマンの場合はだいたい決まっていて、会社の愚痴とか、上司の文句とかね、非常に小さい話なんですけどね。

五味兄:たぶんそれに近いと思うんですけどね。

後で自分が情けなくなる話に終始してしまいますね(笑)。

五味兄:僕らも「レコード会社のあいつ何言ってるんか分からん」とかいう話を頻繁にしてますし、愚痴っぽい感じにはなりますね。「あのイベントのイベンターなんか意味分からん」とか、そういう話がやっぱり多いですね。ストレス発散じゃないですけど・・・。

インタビューだと五味兄弟が前面に出てきて喋って、中野君がポイントでキーになることを喋って、岩城君はほとんど喋らないという構図が出来上がってるじゃないですか。飲みの席ではどんな感じなのかなと思いまして。

五味兄:飲みの席では中野と拓人も結構飲むので、飲んだらまぁ饒舌になりますよね。

ギターの話ですか?

中野:いや、ギターの話はしてないな。

拓人:あんまりギターの話はせーへんな。もっとなんかあれちゃう?抽象的な感じやな。

中野:うん。どんな話してるかなぁ・・・。

拓人:「最近どれくらい飲んでるか?」とかそういう(笑)。

一同笑い

中野:最近は(拓人と)家が近いから、「最近どこ行った?」とか。

拓人:「どの店行った?」とか。

開拓してる訳ですね。

中野:そうそう、開拓(笑)。

拓人:「あの店ええで。うまい」とか(笑)。

中野:それが一番多い(笑)。

lostageに関しては兄弟でやってるブログが面白く機能してますよね。そういえば今日の朝五味兄のブログをチェックしたら笑い飯の西田さんがコメントを付けていましたよ。

五味兄:あれって本人なんですか?

あれ、たぶん本人でしょうね。

拓人:えっ、どっち側ですか?

髭の方・・・

拓人:髪が長い方ですか?

はい。

五味兄:なんで本人って判るんですか?

あの人奈良県奈良市出身ですよね。

拓人:あの人中学と高校が僕と一緒なんですよ。

そうなんですか?

岩城:先輩なん?

拓人:俺が入った年に卒業してる。

五味兄:でも誰かが勝手に名乗ってる可能性が。

いやぁ、あれは本人っぽいですよね。

拓人:知ってるのかな?それ俺めっちゃ嬉しいわ。

五味兄:俺もうれしい。

拓人:笑い飯、めっちゃ好きや。

五味兄:『GO』もダイノジの大谷さんにライナーノーツを書いてもらったんですけど、全然音楽と関係ない別の分野で活動してる人に認められたりするとちょっと嬉しいですよね。

ライナーを書いているダイノジさんもそうなんですけど、お笑いの人ってロックが好きな人が結構多いような気がしますね。メジャーなロックをというよりもディープなところで好きな人が多いような。猫ひろしとかもそうですよね。

五味兄:doit!に出てましたよね。

そうだったんですか。

五味兄:鳥肌実と猫ひろしと。

岩城:詳しいよなあの人。

五味兄:NAHTのセイキさんとも対談してましたよね。

昔対談してましたね。

五味兄:対談面白かったですよね(笑)。

お笑いとはどこか繋がるところがあるのですかね?

五味兄:どうなんやろな?

中野:似てると思うけどな、俺。

五味兄:おーー!!急になんか、なんや?

中野:それは俺昔から思ってたから。

あーそうなんですか?『お笑いとロック』。

五味兄:そういうところに展開していくん?

中野:展開か(笑)。

五味兄:中野の『お笑いとロック』について。昔から思ってたんや?(笑)

中野:昔から思ってた。(ネタとか作品とか)作ってるから一緒。

五味兄:お笑い好きなんや?

中野:俺はめっちゃ好きやで。ダウンタウンとか。

五味兄:ああ。

ダウンタウンは尖ったイメージが昔ちょっとありましたよね。

中野:ああいうバンドっぽい内輪の感じをパーっと出して、それを「面白い」と言わせる。

五味兄:巻き込んでいってんねんや。

中野:そうそう、・・・それだけ。広がらんかった(笑)。

一同笑い

まぁ何となく分かりますけど(笑)。

五味兄:お笑いもライブとかありますしね。

なるほど、確かにそうですよね。岩城君と中野君はブログはやらないのですか?

中野:それ、この前話してたよな。

拓人:この間飲みに行ったときに。

五味兄:あれ、何のときやったっけ?アルバムの発売日の時か。

中野:やろうかなって。

やるんですか?

中野:でも、もう二人でカッチリやってるもんな。

五味兄:隙がない。でも俺が結構ガッツリやって告知とかもちゃんとやってるから、適当にでもやれるねん。もし適当にやってる奴しかおらんかったら成り立たへん。別にそれでいいやん。全員でガッチリ告知とかしてたらちょっと気持ち悪い。どんだけ必死やねんて(笑)。

中野:でもそういうのをやってるっていうのは凄いと思いますね。僕はもの凄く苦手ですから。自分の思っている事を・・・。

五味兄:でも、自分から言い出してましたよ。やろうかなって。アルバム発売日の時に飲みに行って「俺やろうかな」って。(岩城が)「じゃあ俺もやろうかな」って。

一同笑い

本当ですか?

岩城:ゲームの日記になると思います。個人的な。

面白いと思いますよ。

中野:見たいんかな?というのもあるしな。

五味兄:でも俺は好きなバンドのメンバーがやってるやつは見たい。

中野:全員?

五味兄:全員というか好きなバンドやったら。まぁ好きなパートの人っていうの?

中野:そうかー。

五味兄:兄弟でブログをやるってなった時も、二人とも同じようことやっても仕方ないから、役割分担した方がいいなって言って。僕はあまりバンドに関係ない日常的なこととか、好きなCDとか、買った音源とか書いたりしてたんで、拓人は機材とか。テーマがきっちり決まっている訳ではないですけど、何となく書くことの方向性で分けておいた方が見る人は面白いかなと。

すごい真面目ですよね(笑)。

五味兄:そういう話をしていて(笑)。

そこまで考えていたんですね(笑)。

拓人:カッチリ決めた訳じゃなくてやってる内に段々そうなってきた。被らんようにしてたら。

中野君は野球が好きなんでしたっけ?

中野:好きですね。

野球ブログとかは?

中野:野球は結構詳しいんですよ。だいたい分かります。

五味兄:だいたい分かるって!(笑)

今日の試合の解説とか?

中野:昔はね中日が凄い好きやったんですよ。その当時の選手とかだいたい分かりますね。

立浪が好きなんですよね。前のアンケートに書かれていましたが。ちなみに僕は田尾が好きですけど(笑)。

中野:ちょっと古い(笑)。そんなん、やってみようかな・・・。

中野君は見るからに書きそうにないですが、アルバムが変化が出ている作品ですし書いてみるのも面白いかなと期待していますので。

中野:わかりました。

五味兄:あれは何やったんや?「やろうかな」っていうのは。

拓人:酔った勢いやな(笑)。

中野:ちゃう、ちゃう。

拓人:酔った勢いで。

中野:半分本気やで。

五味兄:やれよ、じゃあ!(笑)

岩城君もゲームのことを書いてくれると非常に嬉しいのですが。

五味兄:俺も見たいし。

中野:見ても分からんけど。

五味兄:見ても分からんけどな(笑)。でも、メンバーが何に興味があるか見たら面白い。

どんなをゲームするんですか?

岩城:格闘ゲームですね。

格闘ゲームやったら今は何があるんですか?

岩城:今はストリートファイターやってますよ。

新しいやつですか?

岩城:新しいやつ。

あれってXboxでしたっけ?

岩城:僕はプレステでやってますね。プレステ3で。

ひょっとしてゲーム機って全部持ってるんですか?

岩城:いや、Xboxは持ってないですけどね。あとはwiiとプレステ3と。PSPとDSも。

拓人:これも持ってるんやっけ?(手で操作する真似)(笑)。

岩城:ジョイスティックも持ってます。

そうなんですか?(笑)そのネタを出さないともったいないですね。

岩城:そうですね。

五味兄:ツアー中ずっとゲームしてたやん。車の移動でも暇になったら。あれって近くにいたら通信出来るじゃないですか。それで二人で(拓人君と岩城君が)助手席と後部座席とかで。ゲームの中の世界に入ってるから会話の内容とか全然意味分からんくって。

一同笑い

五味兄:なんか防具の名前とか。

ゲームをやっているときの岩城君はゲームの主人公になっているのですか?

岩城:そういう訳ではないですねえ。一応ね、その辺の区別はちゃんと出来てると思いますけどね。

一同笑い

単純に攻略していくのが面白いということですか?

岩城:はい。でも僕はあんまり長いのよりもパッと分かりやすい、アクションゲームとかが好きなんですよ。

なるほど。さっきの話と繋がるか繋がらないかは分からないですが、素朴な疑問としてずっと思っていたことがありまして。ロックミュージシャンの人って異常なまでにラーメンが好きじゃないですか。それも音楽と何か繋がる部分があるのかなと思って。ちなみにlostageのメンバーはラーメンは好きですか?

五味兄:僕はそんなにラーメンは好きじゃないんですよ。

岩城:好きやなぁ。

中野:俺、好き。

拓人:たぶんツアーとかでいろんなところに行って外食が多くなるからじゃないですか。ライブが終わって夜中開いてる店がラーメン屋とかしかないから。そんな感じじゃないですかね。

NAHTのセイキさんは確か寸胴鍋を買ったとかで、本格的にやろうかなってのをインタビューか何かで見たことがあるんですけど。自分で作ったりしている人もいますよね。さっきのお笑いの話じゃないですけど、ラーメンの世界も繋がっているのかなと思いまして。

中野:そうか。

五味兄:それは思ってなかったんか?

中野:それは・・・。

拓人:それは例え話で斉藤さん(マネージャー)がよく言うけどな。

五味兄:今僕がパッと思っただけやけど、ラーメンってフォーマットが決まってるじゃないですか。ロックもドラム、ベース、ギターとフォーマットが決まっている中で自分を表現する。ある程度制限がある中で曲を作ったり何かをみんなで作り上げていったりする。ラーメンにも汁があって麺があって具があって、その中で独自のラーメンを作っていくみたいな。

拓人:ああ、お笑いと一緒やな。

本当ですね。そう言われると大きくは離れてないのかな。

五味兄:スポーツとかゲームにも近い。そういう決まってるルールの中で。そういうのって男の人は結構好きじゃないですか。女のロックミュージシャンでラーメンばっかり食べてる人ってあんまり居ないじゃないですか?

居ないんですかね?

五味兄:そんなにゲームしてる人とかも。少年ぽいんかな?

拓人:男のロマンがあるのかな、そこに(笑)。

説得力ありますね。何かスッキリしました。

五味兄:そんな気がしますね。

昔はロックって『セックス、ドラッグ、ロックンロール』と言っていましたよね。さっきの話じゃないですけど、今は『お笑い、ラーメン、ロックンロール』って感じで、昔ロックにあった『危険な香り』みたいなのが衰退していっているというか、離れていっているように感じたりします。その中でlostageは『危険な香り』というロック特有の魅力を持っている数少ないバンドなのかなと。真面目にロックをやっているというか。世間的に言うとロックってダサイとまでは言わないけれども、聴いている絶対数はまず少なそうですし。

五味兄:どれくらいの割合なんですかね?(よく聴かれているのは)ヒップホップとかですかね?

どうなんでしょうかね?

五味兄:R&Bとかヒップホップとか、あっレゲエか。そっちの方がやっぱり多いんですかね?

拓人:いや、圧倒的にJ-POPやろ。

五味兄:J-POPってロックじゃないの?

拓人:ポップスやろ。

被っているところもいろいろあるとは思いますけどね。

拓人:でも聴いている人も、これはロックで、これはヒップホップでっていう考え方では聴いてないと思う。浜崎あゆみがおって、ケツメイシがおって、何とかーベイビーとかがおって、ちょっとヒップホップみたいなのもあってっていう。別にその・・・

五味兄:ジャンルは関係ない?もっとキャラクターとかに?

拓人:そう、そう、そう。

五味兄:でも、ロックはダサいなぁというのはずっと思ってますけどね。

自分でやっていてもダサいなと思うんですか?

五味兄:僕は、ですけど。ずっとやってるけど別にカッコいいものでもないと思うし。ただ単に好きでやっていて。まぁ中にはカッコいいと思ってやっている人もいるでしょうけど。

カッコいいものでは別にないぞと。でも「ロックをやっている」という意識はあってやってますよね?

五味兄:そうですね。

中野:俺あんまりないわー。

ないですか?

拓人:ロックをやってるという感じではないけど。音楽をやってるっていう感じ。

五味兄:普段はそんなに意識してないかな。でもすごく高度な技術を要する音楽とかにパッと出会ったときに、俺がやってるのってロックなんやなって壁にぶち当たるときがありますけど。ジャズとかクラシックとか聴いたときに俺がやってるのってロックなんやなぁって。

あの辺の音楽とは完全に壁はありますよね。

五味兄:だからといって、やめるとかではないし。

中野君はそういうのがあんまりないと言っていましたが、さっきのJ-POPじゃないけど、POPを鳴らしてるって感じなんですか?

中野:自分では何やってるのか全然訳分からなくなってるんでしょうね。ずっとやってるから、ロックかどうかもよく分からなくなってきていて。まぁロックなんやろうけどな。

鳴ってる音の結果としては、ロックですよね。

五味兄:実際スタジオに入って音を出してるときは、「これは何や」とかいうのは・・・。

一同笑い

それはそうでしょうね(笑)。

五味兄:後で思い返したりして、いろいろ考えを巡らせたりすることがあっても、作ったり演奏したりしているときはあんまり考えることもない。

岩城君のドラムにはロックドラムの醍醐味を感じる部分がいっぱいあるんですけど。

岩城:そうですね。ロックドラムですね。

五味兄:傍から見ていて一番意識してやってそうな感じはしますけどね。多分ジャズっぽいドラムとかも叩けると思うんですけど。

多彩ですよね。

拓人:合わせられるねんな。

五味兄:僕らが前でやってることに、うまくレベルを合わせて来てくれてる。音量とか技術的なものとか。たぶんロック用のモードで叩いてると思うねん。その辺はちょっと僕らと違うかな。打楽器やからというのもあると思うんですけど。

中野:フュージョンドラム好きなんとちゃうん?

岩城:そうやな。フュージョンドラムとか結構好きなんですよ。普段聴くのはクラシックとかフュージョンとか。

そうなんですか?

岩城:はい。最近はロックはあまり聴かないんですよ。

拓人:カッコええなー(笑)。

中野:それ言いたい、俺も言いたい(笑)。

岩城:パンクとか嫌いですし。

そうなんですか。パンクってどのパンクが嫌いなんですか?

岩城:いわゆるパンク。

五味兄:下手なヤツが嫌いなんやな?

岩城:ハードコアパンクとかも僕はあんまり好きじゃないですし。

拓人:勢いだけのヤツがアカンねんな。技術が伴っていない。

五味兄:あれはあれで文化があるんやから。

拓人:まぁ通ってないからな。

中野:ドラムの人はそういう人多いよな。ドラム下手やったら聴かれへんっていう。

岩城:ドラムの音が悪かったり、技術的に頂けないと聴けないですよ。バンド自体がもう嫌い。

五味兄:悪い音のヤツの良さとかあるねん。

岩城:あるんやろうけどな。

中野:(200mphの)HERAさんもそう言ってた。下手なドラムのバンドは聴けないって。

五味兄:ドラムやから気になるんちゃうん?

岩城:そうそう。下手やと気になる。俺気になるわー。

五味兄:俺は気にならんもん。ドラム下手でも。

岩城:気になるわー。聴かれへんわ。

五味兄:やっぱ、ドラムやからやろう。

岩城:「ちゃうやろー!」ってなるもん。

技術的に簡単なというかパンクの入り口みたいなバンドは聴きにくい?

岩城:聴きにくい。

五味兄:ドラムやからと違って、(俺らが気にならないのは)俺らが下手やからとちゃうん?(笑)

中野:単純に(笑)。

ドラムってどの辺のドラムから入ったんですか?メタルとかって言ってたでしょ?

岩城:まぁ入りはメタルですけどね。

メタルのどの辺りですか?

岩城:もう、めちゃベタなとこから。METALLICA、SLAYERとか。

スラッシュメタルですね。

岩城:そうですね。最初スラッシュメタルから、ちょっとMETALLICAの中期ぐらいのミドルな感じとか、重い感じの。

五味兄:メタルって元々どこから発生したものなん?パンクじゃないんですか?

岩城:BLACK SABBATHちゃうん?LED ZEPPELINとか。

五味兄:BLACK SABBATHとパンクは関係ないの?

岩城:関係ない。だからBLACK SABBATHとか大好きなんですよ。

BLACK SABBATHはドラムもめっちゃカッコいいですもんね。

岩城:はい。だから、LED ZEPPELIN、BLACK SABBATH、METALLICA。

その3つですか。

五味兄:ハードロックから発生したんや。

岩城:そう、そう、そう。

今のlostageにもそれは入ってますよね。確かにね。

岩城:はい。だからハードコアパンクじゃなくて、僕はそっちですね。

拓人:やっぱり、今日も最後はツェッペリンやな(笑)。

五味兄:絶対出てくる(笑)。

拓人:全ての道はツェッペリンから。

他の人のインタビューとかでもやたら出てきますよね。

五味兄:とりあえず『ツェッペリン』と言っとけばええやろみたいな感じは皆あるよな。

中野:いや、いや、いやー(笑)。

拓人:いや、違うで!

五味兄:そんなに皆ちゃんとツェッペリン聴いてへんやろ。

岩城:ちゃう、ちゃう、ちゃう。

拓人:それは聴いたり、観たりしてないからやで。

岩城:ほんまに好きやから。

拓人:そう、そう。全部この人達から始まってるんちゃうかって思うから、観てたら。なー。

岩城:思う、思う。ほんまに。

僕が一つ異論があるのは、「ハードロック」と言って欲しくないなっていうのはありますけどね。

五味兄:あー。

「ハードロック」という簡単な括りで括らんといてくれよっていう感じはちょっとありますね。ちなみに皆さんはどの作品が好きですか?

五味兄:僕はあの・・・何やったかな。

拓人:薪を背負ってるやつ?

五味兄:そう、薪を背負ってるやつ。

岩城:4枚目か?

五味兄:あれ、数字ですよね?

4枚目だけアルバムタイトルもバンド名も書いてないんですよ。

五味兄:それもよく分からへん。どれが何枚目か最近やっと分かった。でもあれが一番カッコよかった。

拓人:それか2枚目かな。

五味兄:でも俺は全部をちゃんと聴いていないので。

中野:1枚目かなぁ。

岩城:何でなん?

拓人:茶色いやつ。

五味兄:1枚目って気球のやつ?

中野:そう、そう。

2枚目はみんな軍服着てるやつですわ。気球は1枚目ですね。

拓人:でもどれがいいとかじゃないな。もうなー。

中野:そうやな。

岩城:全部いいけど。

中野:『プレゼンス』とか。

『プレゼンス』もいいですね。

岩城:ちょっとプログレっぽいやつやろ。

拓人:選ばれへんな。

ある意味全部のアルバムが全く違いますもんね。

五味兄:、どの曲にも「おーーー!」みたいなのはある。リズムにしても曲の展開にしても。

バンドアンサンブルの理想形として、こうなりたいんやろなという感じは何となく聞き手から見ていても分かりますけどね。

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