ようやく来年1月に初のフルアルバムのリリースが決定しました。リリースを目前に控え、今現在の皆さんの心境を聞かせてもらえますでしょうか?
清水:「出来たなあ」みたいな感じ。特に気負いとかは無いですね。早くセカンドを作りたいなと。
五味兄:普通のインタビューだと言ってもカットされるかもしれないけど・・・・・。アルバムを作り終わって、僕らはもう何回も何回も練習して、何回も何回も聴きまくってるから、もう飽きたという感じはある。次に早く行きたいのと、「出来た!」という達成感と両方ある。ちょっと中途半端な感じ。
岩城:ツアーが心配やな。
拓人:でもやっぱりライブのときは新しいアルバムに入ってるのをやるときの方が「ガー!」っと(テンションが)上がります。
清水:ああ上がるな。
五味兄:曲って録った時より、ライブでやればやるほど違ってくる。やればやるほど表現に幅が出てくるというか。
清水:曲が育つというか。
五味兄:だから「飽きたから止めます」とかじゃなくて、音源として僕らはもうそんなに聴かない。
自分たちのCDは聴く方ですか?
五味兄:作ってる時だけかな。
拓人:前のミニアルバムは終わったら全然聴いてなかったけど今回のは結構聴いてる。
五味兄:でも前のを今聴いたらまた違う感じやな。
拓人:録り終わってから聴き始めるまでに間が開きますね。
五味兄:何かしながら聴くような音楽でもないし。スイッチが入ってないと聴けない感じがする。
今はそういう面と向かって聴かないといけないような音楽って結構少ないような気がします。BGM的な音楽じゃなくて。
五味兄:BGMになるような音楽はやりたくないですね。
(ここで皆、岩城君のコメントを待つ。その間約10秒の沈黙)
岩城:(万を持して一言)そうやね。
一同爆笑
去年の段階ではアルバムを「春にレコーディングして夏には出したい」と言っていましたが、それがライブのMCで聞く度にどんどん発売日が延びていって、僕らはその度に「ええええ!?ええええ!?」といつも驚いていました(笑)。まだかまだかと心待ちにしていたファンが多いと思いますので、発売が延びた経緯を掻い摘んで説明してもらえますでしょうか?
五味兄:あれ、何であんなに延びたんやったっけ?
拓人:本当は「夏ぐらいに出そう」と言ってたのがレコーディング予定の1、2ヶ月ぐらい前になったときに、やっぱり「今の段階で出しても?」みたいになって。じゃあ、ちょっと延ばそうかなって。それでちょっとだけ延びたみたいな感じ。
五味兄:それで11月か12月頃にレーベルの都合で、所属している他のバンドの発売日と近かったりして。インディーなのでそんなに規模も大きくないし、延びたのはそういう兼ね合いとかがあってかな。
拓人:本当は「年内には」って言っててんけど、発売日が被るってことで1月になった。
五味兄:直前までゴタゴタあって、曲をああやこうやとやってたから。
その間に曲をもう一度触れたってことはなかったのですか?
清水:いっぱい触れましたね。だから結果的には延びて良かったですね。ボツになった曲とかもあったし。
五味兄:あの時に出してたら、もっとしょぼいアルバムになってた。
アルバムのタイトル『PLAY WITH ISOLATION』の「ISOLATION」を辞書で引くと「孤立」「孤独」といった言葉が出てきます。これにはどういう想いやメッセージが込められているのですか?
五味兄:タイトルは清水君ですね。
清水:すごい広い意味で取ってもらえたらいいんですけど。すごい孤独なときに誰も手を差し伸べてくれないときでも、一人で遊べみたいな。一人でも遊べるように自分と見つめ直そうみたいな。孤独を知らないと人には優しくできないよみたいな。
前作の時もそうですけど、アルバムタイトルには結構深いメッセージが込められていますよね?
清水:深いですね。
五味兄:「深いですね」って自分で言うな。(笑)
これはどんな時に考え付いたんですか?
清水:ぽっと出てきました。
他の候補などは無かったのでしょうか?
清水:他の案は無かったですね。お風呂でこう考えて・・・・・。
五味兄:前回もしみちゃんが考えたから今回も考えてくれよって。
他の皆さんは考えなかったのですか?
拓人:コンセプトアルバムでもないし、他の3人的には「どういうタイトルにしようか?」となっても分からないので。
五味兄:でも今回は結構スムーズに決まりました。前回は僕がレコード屋でCDを見てるときに清水から「いいの思い付いた!」ってメールが入ってきて。見たら『P.S.I Miss you』って・・・・・。「それはないやろ!」と言って結構揉めた末に決まったけど(笑)。前のは今だに俺は「どうやろ?」と思いますけどね(笑)。
清水:あの臭いのが良かってん。プンプンするやろ?
五味兄:友達とかにCDのタイトル言うの恥ずかしいもん(笑)。
清水:それぐらいがええねん。それぐらいが良かってん俺は。
岩城:俺はいいと思うけどな、あれ。
五味兄:え?前の?
岩城:うん。ええタイトル考えよったなって。
五味兄:あれは何、ジョン・レノンの?
清水:ビートルズの「P.S.I Love You」を・・・・・
岩城:ひねくったやつやろ。
「P.S.I Love You」から文字って『P.S. I Miss you』に?
清水:いや、そうでもないですよ。何でやったかな?
五味兄:お前「いいの思い付いた!」って言ってたやんけ。「これや!」って(笑)。
清水:あれ、何でやったっけな?忘れた。
五味兄:それやったら思い付いてへんねんやん(笑)。
清水:あのときに戻りたい心境。僕自身、その寂しがり屋やから。
五味兄:異常に寂しがり屋やからな。
拓人:自分に向けたメッセージやな。毎回そうやから(笑)。
清水:いや、まぁそういう孤独、寂しい寂しいって言っても拉致あかんよみたいな。
五味兄:自分がやろ (笑)。
清水:孤立しててもね・・・・。孤立してても自分が立ってたらいいやんって。色んなシーンがあるけど、シーンに入らんでも自分があればいいやんみたいな。
ああ、それは音楽的にということですね。lostageの立ち位置って、音的には今の音楽シーンにピッタリ当てはまるところはないのではないかと思います。でもUSオルタナティヴなどを好きなリスナーから、LOST IN TIMEのような歌とメロディーを大切にするバンドまで、色んなリスナーに受け入れられる要素を持ってますよね?
五味兄:結構恵まれた立ち居地やとは思う。皆受け入れてくれるから。
ジャケットのアートワークは誰が作ったのですか?
清水:あれは僕ですね。
あのアートワークの「手」はどうなってるのですか?
清水:これもレコーディング中に思いついたんですけど、(五味兄を指して)こいつが歌詞をこう持って、(歌詞を書いた紙を両手で持っているところを表現して)こうなるじゃないですか。そこでひらめいて。おう!これ使えそうやなと。(真ん中で手を交差させるようにして)その手の部分だけを引っ付けたんですね。
「手」の部分については何か意味があるのですか?
清水:あんまり意味は無いんですけどね。ただ手ジャケとかそういうの作りたいなって。
五味兄:あれってさ、ジャームス(*1)は全く関係ないの?
清水:ジャームスは関係無い。
五味兄:ジャームスを狙ってやろうとはしてない? よく言われるねんけど。
拓人:でもたぶんどこかでそのイメージがあって、作ってるときにそのイメージが出てきたんとちゃうん?
清水:今っぽいオシャレなジャケットよりも昔のLPっぽいアナログの雰囲気とか、ちゃっちいデザインが好きだったので、ああいうデザインになりました。
それから曲名についてお聞きしたいと思います。歌詞の内容と曲名が必ずしもリンクしてる訳ではない印象があるのですが、あれはどうやって付けているのですか?
五味兄:漠然としたイメージから付けるときもあるし、内容に合っているときもあるし。そこまで深い意味は無いけど、曲の雰囲気から考えるときは多いですね。あとは元々自分がこういうタイトルで付けたいなっていうのがあったら、それを使いたいときに使う。まあイメージが大きいですね。
例えば「CHANNEL 11」はどんなイメージなのですか?
五味兄:家のテレビの11チャンネルのイメージ。「ザーー」となってる砂嵐のイメージ。あまり僕がイメージを決め付けてしまうと・・・・・。どちらかと言うとパッと見て分からん感じにしたいんですね。考えてもらって、その人の「どういう意味なんやろ?」みたいなのを大事にしてほしいと思う。
解釈を聞き手に委ねるということですか?
五味兄:そうですね。委ねるから何言ってるか分からんようにしたい。どんどん分からんようにした方が人によって色んな解釈が出来るようになるし。伝えたい事があれば明確にちゃんと文章にしますし。
ファンとしてはオフィシャルBBSで五味兄にレコーディング中間報告をやってもらったのがすごく面白かったです。今回のレコーディングと前回の「P.S.I Miss you」とで変わったところはありますか?
五味兄:クリック、ドンカマっていうガイドを使わずにやったことが一番大きい変化ですね。それとデジタルとアナログっていう。前作はテープで録ってアナログオンリーやったんですけど今回はデジタルで。
全曲デジタルですか?
清水:いや、曲によってアナログ・ミックスとデジタル・ミックスと使い分けましたね。
岩城:「INSIDE/OUTSIDE」は全部アナログ・ミックスやで。
五味兄:その辺の混ざり具合が違う。
清水:(デジタル・レコーディングを導入したことで)用途がめっちゃ増えましたね。「これやりたい」って言うとすぐにその場でやらして貰えたり。それはエンジニアの原さんと相談して、この曲はアナログの録り方でとか、デジタルでミックスした方がいいんとちゃうか?とか。録り自体は全部アナログですね。
拓人:アナログで録ったものを一度デジタルに変換してプロツールス(*2)を通してミックスするか、それともアナログのままミックスしてしまうのかの違い。
クリックを使わなかったというのは「せーの」で皆いっしょに演奏して、ライブと同じような形で録音したということですよね?前作は違ったのですか?
拓人:前作はまずドラムとベースだけを先に録って、次にそれを聴きながらギターを録るというやり方。今回は全員で一斉に音を出して、足りないところは後で被せるというやり方でした。
五味兄:でも結構直前までどういう形で録るか決まってなくて。また前みたいにクリックを使って録る予定やったんですけど、なんか違うなと思って。前作は落ち着いた感じでライブより温度が低い感じになってたので、それは避けたいなと。ライブを見てCDを買った人に「あれ、(ライブと)違う?」みたいによく言われてたんで、その辺はライブの感じに近付けたいなというのはありましたね。
清水:あと前よりも時間的な余裕があったというのもありましたね。
レコーディングはトータルで何日間でしたか?
清水:2週間ぐらいですね。前作は2日だったんですけど。
五味兄:えらい違いやな。
レコーディングに使用した楽器や機材はライブで使っているものと同じですか?
拓人:結構別のやつも使いました。
清水:ギターはテレキャスターと前に使ってたSG。あとフェンダーのリードスリーっていうギターとか。
拓人:アンプは基本的にはライブで使ってるMarshallで録って、ちょっと違う音でVOXの音を入れたりとか。他にSiegmundっていう友達が持ってるよく分からんメーカーのを使ったりしました。
スタジオでいろいろ試すことが出来たのでしょうか?
拓人:今回は時間的にも余裕があったので、とりあえずやりたいことをやって、それからいらないやつを削るというやり方を取ったから。
清水:まあ他の機材を使ったのは色付け程度で。
拓人:基本はライブで使っているセットと同じです。
五味兄:キーボードも結構入ったりしてますね。
キーボードはどこに入ってるのですか?
五味兄:「ROUTINE」のイントロと間奏のところ。でも結構抑えてある。「BUTTERFLY」とかにも入ってるんですけど。
清水:あとは「2:50」と最後の「街」くらいかな。
五味兄:でもあんまりそれがガンと前に出ることはない。メンバーに居ない楽器ですから。
キーボードは誰が?
五味兄:ほとんど僕が。音を探しながら指2本で。
レコーディングで苦労したことや煮詰まったことなどはありましたか?
五味兄:たぶんそれは一人一人あると思うんで。じゃあ別々に。
拓人:自分が「こういう音にしたい」っていうサンプルのCDとかをスタジオに持っていって、それに近付けようとしたけど、やっぱりどうしてもそうはならへんみたいな。そうなったらなったで多分あんまりおもしろくないと思うねんけど、やっぱり自分が「こういう風にしたい」っていうのに近付けても出来へんっていう。無限ループみたいな。それは毎回思いますね。
清水:僕はミックスにずっと立ち会ってたんですけど、歌と楽曲のバランスを取るのにすごく苦労しました。それと歌のエフェクトにどんなのを使ったらいいのかを選ぶのに苦労しました。
ミックスはほとんど清水君が見てるのですか?
清水:ほとんどそうですね。
曲によってバックの演奏に対するボーカルの音量などが違ってるように聴こえたのですが?
五味兄:それは意図的なん?
清水:そうですね、意図的。アルバムを通して同じ声質だったら飽きるじゃないですか。そういうのも考えてですね。
五味兄:基本的にヴォーカルは2本重なってるんですよ。前回のミニアルバムのときはサビだけ重なってたりとか、部分部分に重なってたりとかだったんですけど。今回はほとんど全部、全体がとりあえず2本録ってて、そのバランスをあとで調整しています。
ビートルズのアルバムみたいにヴォーカルパートをダブル・トラックで録音したということですか?
五味兄:ビートルズって重なってるの?
岩城:ジョン・レノンやろ。
五味兄:そういう感じで。結構みんなやる手法というか、厚みが出るというか、潤いが出るんですよね。その重ねるのが結構難しい。同じように2回歌わないとダメなので。僕は歌でめっちゃ凹みましたね。ピッチが合ってないとか、声が出ないとかで。半泣きになって途中で帰ったときもありました(笑)。「もう帰ります」って言って(笑)。
清水:あのとき蜂蜜舐めまくってたな。
五味兄:帰り、泣いてたからな俺(笑)。
その頃オフィシャルBBSに「蜂蜜1リットルくらい飲みまくった」とか、Today’s Music(*3)にも「ジェフ・バックリーを聴いた」とか書いてましたよね。
五味兄: レコーディングやから出来上がってる作品を聴いたら参考になるかなと思って色んな音楽を聴いてたんですけど・・・・・・、さすがにジェフ・バックリーは次元が違いましたね(笑)。
その煮詰まったのはどうやって乗り越えたのですか?
五味兄:まだ乗り越え切れてない。悪く言えば妥協したというか・・・。まぁ妥協ではないけど、努力して自分の出来る最大限まで持っていけたとは思っているけど。これからの課題として、がんばって行こうという感じになりましたね。
納得出来るレベルにはなってないということですか?
五味兄:いや、そういう訳ではないけど。でも自分ではまだ行けると思う。
清水:煮詰まったというと、笑かすつもりじゃないんですけど、大丸のデパ地下の鯛焼きが僕をリラックスさせてくれましたね。メチャメチャおいしくて。食いながら考えてたら、煮詰まってるのも消えますね。(鯛焼きを食べるマネをして)この作業が大切ですね(笑)。
五味兄:鯛焼きで乗り越えたんや(笑)。
そういうふとしたことが大切だったりすることってありますよね(笑)。岩城君はどうでしたか?
岩城:別に引っかかりはしなかったですね。全然気になることもなかったし。
五味兄:めっちゃ短いな(笑)。
岩城:うん、だってほんまそうやもんな。
五味兄:岩城君はいつも録りがめっちゃ早いんですよ。いつも2テイクぐらいで終わる。
岩城:まあ清水が失敗したりしてるのに付き合ってるぐらいの感じですかね(笑)。
一同笑い
拓人:一発録りやからな(笑)。
岩城:「人間ロボット」のイントロの入りでいきなり間違えたりとかして。だいぶんはまってて。
清水:分からんようになるんですよ。
五味兄:全然違うとこ抑えてたりしてな(笑)。
岩城:リズムがいきなり分からんくなって。あれすごかったな。顔真っ赤になって。
清水:あれで結構髪の毛抜けたな・・・・・。
五味兄:スタジオ毛だらけやったもんな。床が(笑)。
清水:抜けたな・・・・・。
拓人君はさっき言っていたことで、こうやって乗り越えたとかありませんでしたか?
拓人:レコーディングで?
はい。
拓人:それは乗り越えられないですね。やっぱり無限ループやから。
五味兄:それで禿げたんや(笑)。
拓人:あれでだいぶん禿げた。スタジオ毛だらけになっとったからな(笑)。
五味兄:レコーディング始まる前と終わった後じゃ、全然顔が違うもんな。家の下駄箱毛だらけやったで(笑)。
拓人:あんまり髪の毛のことばっかり言ったら、これ見た人がライブ来ても頭ばっかり見るようになる。ヤバイ。
やっぱり本人は気にされてるんですか?(ああ失言)
拓人:やっぱり!?やっぱり本人はって・・・あれ?・・・ということはみんな・・・・。
五味兄:でも前3人は確実に薄くなってきてるし(笑)。
拓人:年々。日に日に。
清水:いや俺は増えてきてるけどな。
五味兄:いや増えてない増えてない(笑)。それ伸びてるだけやん(笑)。
拓人:だいたい一番減ってるヤツがそういうこと言うねん。
五味兄:いや、増えてないって(笑)。絶対数は減ってるから。増えてるのは長さや!
清水:ほんま?
拓人:量は増えてるけど、本数は減ってる。
清水:(悲しそうに)あ、そう。
五味兄:昔の映像とか残ってるのがあるんですけど、間違いなく前3人は結成当時に比べたら違いますね。
岩城君はフサフサしてるイメージがありますが。
五味兄:それでも白髪がすごいからね。
拓人:たぶんあれやで。岩ちゃんが俺らの毛を知らん内にちょっとずつ取ってるねんで。
五味兄:練習のときとか?
岩城:移動中とかにな(笑)。
でもある意味このテーマはロックバンドの宿命ですよね。若い時はロングヘアーで年取るとズラの人も多いじゃないですか。リッ●ー・ブ●ック●アとか。
五味兄:やっぱりでも禿げたらあかんよな。
えっ!ダメですか?別にいいと思いますけど。
五味兄:ビリー・コーガンとかマイケル・スタイプとかですか?
拓人:外人は顔立ちが整ってるから禿げても様になるけど、日本人で禿げるとオヤジのイメージしかないですよね。
清水:あっ、スコーピオンズひどいな。
五味兄:ひどいな。日本人やったらサンプラザ中野ぐらいしか思い浮かばへん。
拓人:だいたい日本人はああいうサングラスとかで誤魔化してる。サングラス買おうか?(笑)
前にステージで眼鏡かけてましたよね?
五味兄:今もかけてるんですけど。これもまあそのため(笑)。プロモでもかけてるんですよ。
イメージとかは皆さん気にする方ですか?
拓人:みんなたぶん表立っては言わないけど、実際かなり気にしてると思う。
服装とかも?
清水:イメージというか、俺は髪の毛だけですよ。
拓人:いや、しみちゃんは去年ぐらいとかはライブの前の日に電話してきて、「明日何着ていくん?」みたいなのを聞いて、それに合わせて服を選んだりしてました。
清水:だって色が被ったら嫌じゃないですか。
そうなんですか?それはステージ衣装を?
清水:いや、普段着もですよ。
拓人:ライブ前も楽屋とかで「えっ、今日黒のTシャツで出るん?じゃあ俺やっぱり替えるわ」みたいな。
皆さんステージでロックTシャツをよく着てますよね。あれは何枚も持って来ているのですか?
五味兄:僕は基本的に2枚は絶対持ってきてますね。こないだも僕らのイベントの時に僕はJames ChanceのTシャツを着てたんですね。そしたらMO’SOME TONEBENDERの百々さんが入り時間に来て、見たらJames ChanceのTシャツを着てて。で、そっちの方がかっこよかったんですよ。即効でJOY DIVISIONのやつに替えました(笑)。まあ気にしてないって言ったら嘘になるよな。
拓人:みんなだって買い物好きやもんな。
五味兄:リハとか終わって時間あったら、古着屋さんとかレコード屋とかよく行きますね。
Album Side Part 2へ続く>>
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