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Interview Part 4

最後に簡単に今後についてお話出来たらと思います。僕らファンの目線から言うと、もっと人気が出ても良いのにと思うんですね(笑)。

一同笑い

正直、売れろという訳じゃないですけど。

拓人:じれったいみたいな?

これだけ良い音楽を作ってるのに・・・という部分があるんですけど。もどかしい部分もあるんですけど、バンドをやってる側としてはどうなんでしょうか?

五味兄:もっと評価されたいとは常にメンバー皆も思ってますよね。過小評価されてるなとか、そんなに自分に自信があるとか、そういうことじゃないですけど、音楽に集中した生活とかも送ってみたいですけど・・・。まあ前にも言ってましたけど、ぶっちゃけバイトとか辞めたいですし。もっと人気出ても良いのになあとは僕も思いますけど(笑)。

拓人:今までやってきて、ミニアルバムを出して、アルバムを出してやってきてますけど、「あの時の方が良かったな」とか一回も思ったことないし、今が一番楽しいと思うからずっと続けてる。だから辞めるという選択肢を選ばない限りこれから絶対良くなるやろと思ってるから、焦って「何でこんなに評価されへんねん?」というよりも、まあ「続けてたらその内に皆も分かってくれるやろう」という感じがして。

「評価されない」とかそういうことは一切無いんですけど、返ってくるリアクションとして、もっとあっても良いバンドやのになと客観的に見て思うんですよね。

五味兄:でもちょっとずつ良くはなっているような気はしますけど。

本当に勿体無いですよね。いろんな人に知ってもらわないと。

五味兄:なんとか。

客観的な視点で見て中野君はどう思いますか?

中野:どんな質問でしったけ?

一同笑い

僕もどんな質問か忘れた・・・、もっと人気が出ても良いバンドやと思うんですけど。

中野:そう言ってもらえたら嬉しいですけど。

拓人:本人からしたらどう思いますか?周りから見たらそう思うけどって。

中野:そりゃ人気あった方がええよなあ。でも、まあ・・・。

五味兄:いけると思ったから入ったんとちゃうの?

中野:人気?人気出ると思ったから?(笑)

一同笑い

中野:人気出ると思ってないよ、正直そんな(笑)。

五味兄:「これ、売れる」と思ったから入ったんとちゃうの?

中野:いやいや、売れると思ってないよ(笑)。

拓人:「金になるわ、このバンド」って(笑)。

一同笑い

中野:まあその・・・、どうやろなあ、そりゃ人気出た方が良いけど、その為にも・・・

五味兄:個人的な思い入れとかありますよね?例えば凄い好きなバンドが周りにいて、でも全然売れてなかったりとか。「このバンドこんなに良い曲あるのに、なんで売れへんねんやろう?」っていうのは凄くいっぱいありますし。そこで止まってたら売れないまま終わる、評価されないまま終わるし。僕が好きな、良いと思ったバンドの曲を外に向けてどうやって広げていくか。例えば僕がblogに「このバンドは良いバンドです」と書いたことによって、誰かが聞くようになったりとか、広げて行く為に行動をおこさないと。評価される事を待っていても駄目やとは思うんで。それは自分がやることを全部やってからじゃないと、「何で評価されへんねん」と言ってること自体あんまり良くないかなと。どんどん外に広げていこうと。例えばこのインタビューとかでも、好きでファンサイトをチェックしてくれる人に向かって何か発信しようと思ってやってもらってる訳で。そういう行動に変えていくというのが評価に繋がったりとか、そういうのが大事かなと。

岩城君は特に何か?

岩城:どんな質問でしたっけ?

一同笑い

ちょっと質問が漠然とし過ぎてますよね(笑)。僕はいろんな人にlostageを知ってもらいたいと思ってファンサイトをやっています。lostageってロック・ツリーじゃないですけど、ロックの系譜に絶対入ってくるバンドだと思うんですね。でもそこで終わって欲しくないというか、もう一超えして欲しいというか。例えばCOWPERSやNAHTとかにしても、もちろん現役のバンドであったりしますが、今までカッコ良いバンドっていっぱい居たんですけど、そういう先人達が超えられなかった壁みたいなのを、越えて進んでいく可能性を持ってるバンドやと僕は常々思っていて。今回で言うと「母乳」とかもそいういう可能性を含んだ曲ですよね。バンドが持つ可能性という部分で、突き抜けたい壁であったり、こうなりたいというものはありますか?

岩城:別に何になりたいとかは特にないんですけど、とりあえず長く続けることが一番大事やなと。

五味兄:んふふふ(笑)。

岩城:僕は思う。

それは前も言われてましたよね。

五味兄:それは一番大事やなことやな。俺も思う。

岩城:続けてたら絶対何か、こう・・・。

五味兄:それありきやわ。

岩城:そうそう。何か見えくると思うんですよ常に。

拓人:「まだやってるんか」と言われるバンドにならな。

五味兄:いらんはそんなん!(笑)

拓人:「lostageまだやっててんや」って。

五味兄:そんなやつ、いっぱいおるやん(笑)。

中野:いっぱいおる、いっぱいおる。

それは駄目ですね(笑)。

岩城:もちろんどんどん良くなっていって、長く続けて行けるのが一番目標ですけどね。

五味兄:長いスパンで良くなっていくのは難しいけどな。

岩城:それだけ常に楽しめて、やりたいことがどんどん出てきてっていうのが。続くのはすごい大変ですけど。

五味兄:RADIOHEADみたいな感じ?

岩城:そうそうそう。やっぱり同じことはやりたくないです。常に新しいというか、違うことを、目標みたいなのを作って追いかけていかんと。

今までの歩みも積み重ねですもんね。

岩城:そうですね。

五味兄:今までちょっとずつ変わってきたし。さっき言っていたCOWPERSやNAHTとか先輩とかがやってきたことで、出来なかったことをやりたいというのは常に考えてやってきたし、それあってのメジャー行きやったし。漠然としてますけど、誰もやっていないことをいつか結果として残したいというのはありますね。音楽だけで生活したいとかそういうことじゃなくて。具体的な目標として何かあるわけじゃないけど、そういう自分らと同じようなところでやってきた人とか、そういう音楽とかを押し上げて広げたいという感じとかはありますね、漠然とですけど。例えばテレビとか地上波に乗せて発信するとか。コアな方じゃなくても良いので。自分が狙って出して広げた部分というのをちょっとずつでも良いから発信していきたいというか、底上げしたいというか。それで後から出てきた人にも「ああいうやり方があるんや」というのを思わせたいというのはありますね。例えばNUMBER GIRLがメジャーに行ってやったときとか、僕らが見て「あれでメジャー行けるんや」って思って考えたこともあったと思うんですよ。NUMBER GIRLになりたい訳じゃないけど、そういう切欠になれたというのは凄いと思ったし、それを見て俺らが出来ることをやるっていう感じがするんですよ。

拓人:そう言い出したらあれやな。まあ勇気じゃないけど、「そういうやり方でやって行けるんや」と思わせてくれたから、僕らの先輩であった人たちが。それを僕らの後ろの世代の人が僕らのやり方を見て「こういうやり方でも出来るんや」みたいに。

今まであんまりそういうことは言わなかったじゃないですか?

五味兄:ああ・・・。

拓人:単純に皆が年を取ったというか、自分らより下の世代、年下のバンドともいっぱいやるようになってきたし。そういうのを見てたら年を取ったなと思うし。自分らより若い世代達にそういう切欠であったりとかそういうのを与えられたら良いなと。